柔道オリンピック代表最終選考?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

オリンピック代表選考に関しては、マラソンのようにMGCに勝てばとかこれ以上の記録が出ればとか、クリアーな選考基準を
設けている種目がありますが、なんとか連盟が密室協議でわけのわからんうちに代表が選ばれている競技もあります。

柔道の場合は上記の間といったところでしょうか。

選考基準の1番目が世界選手権とグランドスラム大坂で連勝すれば、というとんでもなく高いハードルで、これをクリアーしたのは女子78キロ超級の素根輝一人でした。
2番目がこの2月に行われるグランドスラムのパリ大会とデュッセルドルフ大会の結果を踏まえ、最有力候補と2番手の差が大きい、と判断されたときはそこで決まり。
そこでも決まらない場合は、4月の全日本体重別選手権で決めるそうです。

しかし上記の1番目でさえ、2大会連覇すれば自動的に決定ではなく、いずれの段階でも柔道連盟の強化委員会で3分の2以上の
賛成を得なければならないとなっています。
ほらほら強化委員会なんて怪しげな輩が出てきます。
柔道の世界選手権はオリンピックを除いて一番権威のある大会です。本来昨年の世界選手権で海外の強豪を倒して優勝した選手
(男子73キロ級大野将平、66キロ級丸山城志郎、女子52キロ級阿部詩)には自動的に出場資格を与えてもよいはずです。
それを1試合だけではフロックかもしれん、とか言って、選抜ルールを複雑化し、五百羅漢みたいな強化委員会の委員たちが
口を挟む余地を与えています。
確かに日本の柔道は選手層も厚く、世界選手権1本にしてしまうと、出場したい選手が多くて交通整理が大変なのかもしれません。
とすれば何月何日時点の世界ランキングトップの選手にするか、全日本選手権みたいなので、出たい選手皆出て、がちんこ1本勝負にすれば、明解です。

どうも連盟としては2月のグランドスラムで何人か決めたいようです。(男子100キロ超級原澤久喜、73キロ級大野将平、女子52キロ級阿部詩あたりが有望なようです)

最後までもつれそうなのが男子60キロ級の丸山城志郎と阿部一二三の争いです。
2018年の途中まで絶対的世界王者だった阿部一二三ですが、2018年GS大阪大会から丸山は阿部に3連勝、あっという間に立場は逆転しました。
このまま代表は丸山かと思われましたが、昨年のGS大阪大会で阿部が一矢を報い、再び事態は混とんとしてきました。
私個人はさわやかなルックスと切れの良い投げ技で1本を取る阿部一二三押しですが、勝負の世界と委員会の最終決断ではどうなるかわかりません。この委員たちにはそれぞれどこの大学のOBだとか、だれそれが弟子だとかあって、決してニュートラルな立場ではありません。
冷静にこの選手なら金メダルが取れるなんて判断ができるか、当然委員の中にもサル山のボス的な人物がいるはずで、このボスが大声で「誰それが良い」なんて言い出すと、ボクシングの「奈良判定」ではありませんが、誰も文句を言えなくなるのでは。

先日もテコンドウ連盟でクーデターが起き、金原会長なんていうどう見てもヤクザとしか見えないような人物が協会を追い出されました。
これでテコンドー協会が本当に浄化されたかはわかりませんが、柔道連盟も古い体質の団体です。
男子の監督も井上康生に変わり、良くなってきましたが、まだまだです。

なんにせよ、すっきりした形で、最強の選手を代表に選考していただきたいものです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。