イーブンな戦い

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

週末から昨日にかけて行われたJLPGAの日本女子オープンゴルフトーナメントを見ていて、「相変わらず女子は若手が強いな」
(優勝が黄金世代の勝みなみ23歳、ベスト6中4人が23歳以下)という感想と共に「イーブンな戦い」という言葉が浮かびました。
主にスポーツ業界では「イーブン」とは「同点」や「引き分け」を意味しますが、もともとの意味は「5分5分のたたかい」です。
すなわちハンデなんてなく両者が正々堂々と戦うシチュエーションということです。
ゴルフのトーナメントで正にそれを感じたわけです。
例えばそのトーナメントの前回の優勝者はディフェンディング・チャンピオンとして出場するわけですが彼(彼女)に当たり前ですが
1打のボーナスがあるわけではなく、全選手が「よーいドン」でイーブンにスタートします。
厳密に言えば、スタート時間の差で、風向きが変わったり、日差しが変わったりはするわけですが、それを除けば非常にフェアーな
競技スタイルではあります。
風向きと言えばラグビーなんかは前半と後半でフィールドを入れ替えます。これは特に風によって球の跳びが大きく影響される
ラグビーならではです。日差しの影響もイーブンにしようということでしょう。
わからないのは屋内競技(バレーボール他)のコートチェンジです。屋内ですから風向きや日差しは関係ないように
思えるのですが。この辺はもともとはテニスと同様屋外でやっていた名残かと。

どうしてもイーブンにならないのは格技です。
典型は大相撲です。厳密な階級制があるため、基本トップの力士が15日間で対戦するのは番付上位の15力士です。
例外として場所後半になると上位力士でも調子が悪いと外して、下位の好調力士を横綱大関に当てるなんてこともありますが、
これは例外です。
従って幕内でも下位の力士は下位同士で星の奪い合いをするなんてことになります。
そういった中で下位の力士が快進撃を続けて場合によっては横綱・大関も破ったりして平幕優勝なんてことがたまにあります。
最近の典型では2020年初場所、幕尻だった徳勝龍が14勝1敗で優勝しています。千秋楽こそ大関貴景勝を破りましたが、
横綱不在場所で幕尻のメリットを目一杯生かした優勝です。

柔道などのトーナメントも組み合わせで優勝候補同士が決勝前に戦ってつぶし合い、勝った方も疲れて、
次の試合で負けるなんてこともあります。

高校野球の甲子園もくじ引きで強豪チームと1回戦で当たったらアンラッキーなんてこともあります。

ラグビーやサッカーのワールドカップでこれもくじ引きで強豪チームが多くいる組に入ると、
「死の組」なんて言われて、これまたアンラッキーです。

事程左様にスポーツ競技で「イーブンな戦い」とはなかなか難しいものだ、ということです。
我がプロ野球の公式戦は(交流戦は違いましたが)ホームとアウェイで同試合づつ基本戦うので、
その時のチームのコンディション、相手のコンディションにもよりますが、半年にわたって戦われるわけですから、
ほぼ「イーブンな戦い」になっているかと思います。
あとはその決められたルール内でいかにドラフト・FA・外国人選手獲得及び育成でチーム力をアップさせるか、
半年にわたっていかに選手たちのモチベーションを維持できるかが、現在のリーグ内順位に
現れるわけです。
ヤクルトも残り20試合、激熱な日々が続きます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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