コンバート

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

プロ野球で「コンバート」というと守備位置の変更です。

一番極端なのは、投手から野手へのコンバートです。
ヤクルトではドラ1の投手で入団した高井雄平選手が、投手としての限界からその打力を生かし、
外野手としてブレークしました。投手上がりの強肩からのスーパービームも魅力です。

投手からの野手では何と言っても王貞治選手です。
早稲田実業のエースとして甲子園でノーヒットノーランまでやった投手でしたが、巨人入りすると投手ではなく
打者としてプロデビューすることになりました。
当時の巨人の首脳陣の慧眼は大したものです。

コンバートと言えばヤクルトでは捕手からのコンバートが結構成功しています。
飯田哲也選手は高校から捕手として入団、ノムさんの決断でその走力を生かし内野手から更に外野手にコンバート。
通算打率で .273、盗塁王1回、ベストナイン(外野手として)1回、ゴールデングラブ賞(外野手として)7回と
コンバートが大成功しました。

秦真司選手も捕手として入団、正捕手になりましたが、入団6年目にノムさんから捕手失格を言い渡され、
打力を生かし外野にコンバート、ヤクルト黄金時代のバイプレーヤーの一人です。

現役では藤井亮太選手です。東海大学で打力の伴った捕手として活躍しましたが、ヤクルトでは当初捕手としての
一軍での活躍はできず、プロ入り3年目(2016年)から川端選手の故障もあり3塁手で実績を残します。
しかし、レギュラーポジションを奪うまでにはいたらず、一軍と二軍の行ったり来たりで、代打の起用が増えています。

捕手からのコンバートで忘れてならないのは、我らが村上宗隆選手です。
高校時代は強打の捕手でしたが、ヤクルトに競合の末、入団すると、首脳陣からその打力を生かすために
捕手から3塁へのコンバートを命じられます。

飯田選手は捕手から2塁手を経て外野手でしたが、藤井選手は捕手から外野手兼3塁手です。
コンバート先としては一塁手が手軽です。
王貞治選手は投手から1塁手に。
巨人の阿部慎之介選手は長らく捕手でしたが、後年は一塁手で出場することが増えました。
村上選手も昨年3塁手でスタートしましたが、守備の難から1塁へ再コンバートされました。

2塁手や遊撃手と違い三塁手はそれほど大きく動かず来た球を止めればよい、更に一塁手は送球も
ほとんどなく、入りやすいポジションです。
実際に強打の外国人選手は圧倒的に1塁手更に3塁手が多数を占めます。

他のポジションからコンバートしにくさから言うと、
投手→捕手→遊撃→二塁→三塁→中堅→左翼→右翼→一塁 の順番でしょうか。

今期から新しい守備位置にチャレンジする選手たち、頑張ってください。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。