シフトの禁止???

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

米国メジャーのストもやっと決着し、4月8日から開幕するようです。
MLBの有料放送の年会費が知らないうちに徴収されてしまうので注意してください、なんて騒動もあったようです。
ということでMLB側と選手会の話し合いの中で、ナショナルリーグのDH制の導入と極端なシフトの禁止が
合意されました。

極端なシフトとは例えばヤクルト対DENA戦で打者が佐野選手の時、村上三塁手が二塁手と一塁手の間まで
移動して一二塁間に3人の野手が守り、引っ張り専門の佐野選手のゴロはまず外野へ抜けることはなくなります。

私のような素人は二三塁間はがら空きなわけですから、佐野選手は流し打てば楽勝、なんて思ってしまうのですが、
実際に佐野選手は一度それをやって打球は三塁側をころころと転がり佐野選手は二塁に到達しました。
シフトを取られるたびにこれをやればよい気がするのですが、そうならないのは、一つは佐野選手のプライドが許さない?
これをやるとフォームを崩すので悪影響の方が大きいためやらない?なぜでしょう?

イチロー選手が面白いことを言っています。「シフト策を取られると、打者は内野手の頭を超す打球を打たなければならなくなる。
従って打者はホームランか三振か、という雑な野球となってしまう」とシフト策を批判していました。
このシフト策の禁止ルールはセカンドベースを中心として内野手は左右に二人づつ守らなければならない。ということです。
どうなんでしょう。
例えば9回裏ツーアウト、同点でランナー二塁のシーン。当然のように外野手はぐっと前に出てきます。
打者がピッチャーの場合、下手をすると外野手は内野手のすぐ後ろに位置することもあるでしょう。

野球はピッチャーとキャッチャーはそれぞれの持ち場がありますが、残りの7人の野手はそれこそグラウンドのどこを
守ろうと自由なはずであり、それが野球の醍醐味のような気がするのは私だけでしょうか。

逆にもう一つのDH制の方ですが、これによってピッチャーは打席に立つことがなくなります。いいこと悪いことですが、
これによって継投の妙(チャンスで投手に打順が回り、代打を出し継投を選ぶか、続投を選ぶかなんて、監督の腕の
見せどころです。)が失われます。
また元巨人の桑田投手のように打撃得意の投手がその打力を披露するチャンスも奪われます。
サンタナやバレンティンが外野フェンス直撃の打球の処理に手間取り、打者が三塁に到達なんてシーンも
見られなくなります。そういう事も含めてプロ野球の楽しみだったはずです。
イチロー選手の様に打撃もスーパー、守備もスーパーなんて選手こそが「プロ」の鑑であるはずで、
そこに向かって皆努力すべきのような気がしますが、いかがでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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