マクガフって凄い?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

マクガフ投手は2019年にヤクルト入り、この年は石山と二人でクローザーを務め、20年は石山がクローザー、21年と今年は
マクガフがクローザーを務めました。
日本での4年間で236登板、15勝8敗、80S、59H、2.94の成績です。
今年は55登板で2勝2敗、38S、4H、2.35でした。

他チームのクローザーの成績を見てみましょう。(セーブ数順)
中日 マルティネス 56登板、4勝3敗、39S、5H、0.97
DeNA 山崎 56登板、0勝2敗、37S、3H、1.33
巨人 大勢 57登板、1勝3敗、37S、8H、2.05
広島 栗林 48登板、0勝2敗、31S、6H、1.49
阪神 岩崎 57登板、1勝6敗、28S、11H、1.96
セーブ数でマクガフはセリーグの2位です。
単純に考えれば優勝したチームのエースの勝ち星やクローザーのセーブ数が当然多いように思えますが、
必ずしもそうなってはいません。
ヤクルトの勝ち頭の木沢・サイスニードは共に9勝でセリーグの8位です。
セーブ王マルティネスの中日は最下位でした。

ここで注目すべきはクローザーの防御率です。クローザーは本来際どい試合の最終回に出てくるわけで、
1点も失ってはいけない役目です。
しかしそんなわけにはなかなかいきませんからたまに打たれることもあります。
上記クローザーたちは広島の栗林を除いて皆さん55登板程度投げています。そういった中で防御率0.97の
マルティネスは素晴らしかったと言えます。同様に防御率1点台の山崎・栗林・岩崎も一流のクローザーとなります。
そのような中で大勢とマクガフは2点台の防御率でした。
しかしセーブ率(セーブ数÷登板数)を見るとマクガフが69%、大勢65%です。
マルティネスが70%ですからセーブ率はそれほど悪いわけではなく、3試合に1試合くらいセーブが取れていない
計算となり、そのセーブが取れなかった試合でマクガフや大勢はがっつり打たれたということになります。
そういった意味で負け数も重要な指標となり、岩崎は防御率は良いのですがクローザーとしていかがなものか
という話にもなります。

中継ぎ投手の判断基準で防御率1点台はスーパー、2点台は上出来、3点台はオーケー、4点台以下は・・・なんて説もあります。
それで行くとヤクルト中継ぎ陣では
清水 1.16
田口 1.25
石山 1.75 以上スーパー
マクガフ 2.35
久保 2.70
コール 2.75
木沢 2.94 以上が上出来
梅野 3.00 オーケー
他の投手(大西・大下他)は残念な結果となりました。

しかしこうして見ればヤクルトのレギュラーの中継ぎ投手は皆さん頑張っていたわけで、「鉄壁のブルペン陣」と
マスコミが称賛するのもわかります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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