マー君9億で楽天に里帰り

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

結局田中将大投手はヤンキースと再契約ならず、他のメジャー球団にも移れず、日本球界に
戻ることになりました。
古巣の楽天と年棒9億の2年契約のようです。田中投手は32歳ですから、2年契約という事は
もう米メジャー復帰はないということです。
田中投手はヤンキースで20億円を超える年棒をもらっていたので(コロナ禍で試合数が大幅減
により比例減俸された昨年は違いますが)、9億なんて年棒に驚きはしないでしょうが、
NPBの最高年棒記録です。
先日米メジャー挑戦をギブアップした巨人の菅野投手が8億の年棒で記録を更新したと思ったら、
あっという間に最高年棒記録は塗り替えられました。

日本中がコロナ過で皆さん四苦八苦している中、ヤクルトの山田哲人の5億X7年契約といい、
NPBだけがなぜかバブっているように見えます。

山田哲人・菅野・マー君と各球団は大盤振る舞いをする理由があったわけですが、どうも経済合理性に
合っていない気がします。
前にも言いましたが、野球はチーム競技です。マー君がいくら中4日で投げて全試合完封したとしても
(ありえませんが)味方が得点してくれなかったら、勝利にはなりません。
マー君がNPB最終年(2013年)に24勝0敗1Sという大変な成績を残して渡米したわけですが、
この年の成績は28登板、27先発、8完投、2完封、防御率1.27でした。
決して全試合完封しているわけでも完投しているわけでもありません。
失点もしているわけです。
これはマー君の後を投げる中継ぎ陣が頑張って、打撃陣がマー君の失点以上の得点を挙げたゆえの
24勝0敗です。
決して田中投手の素晴らしいパフォーマンスにケチをつけるつもりはありませんが、
楽天の年棒ランクでは田中投手の9億に次ぐのは則本投手の3億です。
昨年最多勝のタイトルを取った涌井投手で1.6億です。
今年田中投手が涌井投手の5倍以上の活躍をするとは考えにくいところです。
確かにプロ野球も興業ですから、マー君の里帰りによって、かなり観客動員の
プラスにはなるでしょう。
山田選手もしかりです。
ここが人気商売の数値化しにくいところです。
しかし9億の田中投手の次が3億とはあまりにもギャップがありすぎるような気がします。
9億の田中投手を他の楽天の選手は素直に受け入れるのでしょうか。
若手選手にとっては神様のような存在であり、かつまた自分も頑張ればいつかは、という
励みになるのでしょうか。
確かに田中投手の9億は多くの野球少年に夢を与える話です。
一方、プロ野球も興業である以上、経済合理性を無視するのはいかがなものかと。
いくら親会社がお金持ちとはいえ、プロ野球業界の健全な発展を阻害するような
気がするのは私だけでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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