ワンポイントリリーフ

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

回の途中で投手が後退することはままあります。
2ケースが想定されます。
前の投手が打ち込まれ、または四球連発などで、首脳陣(主に監督)がこれ以上の続投は無理、と判断して投手を交代させるケース。
もう一つは例えばサウスポーが投げていて、これから右の強打者が続き、もしくは2アウト満塁でDeNA宮崎(現在の首位打者)が次打者でぜひ押さえるためにワンポイントで右サイドスローの投手をぶつけるようなケース。
いずれにせよ、ブルペン陣は勝利の方程式が典型ですが、事前に監督・コーチから「X回に行くぞ」というような予定をもらって、そのように準備をしているわけです。それが投げている投手が急に崩れたり、ランナーを出して強打者を迎える絶体絶命のピンチを迎えたりすると、本来次に回の頭に投げる予定だった投手に急遽お鉢が回ってきたりすることは勝負事ですからあります。
しかし勝利の方程式に入っている投手を(特にクローザーを)監督はむやみやたらに使いません。
その為にブルペンには常時7‐8人の投手が控え、特に方程式以外の投手は緊急登板に備えて、試合中に何度も肩を作ったりするわけです。
そして前述のような事態とか、登板中の投手が急に故障したりすると、下位の途中での緊急登板の要請が来るわけです。
普通はこの場合首脳陣はまだまだファイティングポーズを取っているわけですが、勝利の方程式の連投が続いていて今日は休めさせたいな、と首脳陣が考えたり、延長戦になってさんざんリリーフ投手を使いまくって、もうこの投手しか残っていない、という消極的な起用も出てきます。
さんざん打たれて今日はもうギブアップ、と敗戦処理的な投手起用もあるでしょう。

今年ヤクルトは出だし素晴らしいスタートダッシュを見せ、開幕5連勝なんていうこともありました。この時は打撃は今一でしたが、先発投手が頑張り、中継ぎ陣も無失点を続けていました。

その好調リリーフ陣に陰りが出るのとヤクルトの凋落は軌を一にしています。
ヤクルトはそれまで7勝2敗1分けで首位を走っていましたが、4月12日から4連敗、3連勝を挟んで、4月22日から7連敗するわけです。
その契機となるのが2連敗後の4月15日広島戦で4‐3と勝っている場面で9回裏新守護神の田口を投入しますが、2アウト後、堂林を歩かせた後、秋山に逆転サヨナラ2ランホームランを浴びてからリリーフ陣の崩れがちょくちょく起き始めました。
翌16日の広島戦では初回に5点を取り楽勝!なんて思っていましたが、その後追加点を取れず、6回に先発の吉村が崩れ、回の途中から満塁でリリーフした星が田中にグランドスラムを浴び同点となり、その後も石山・小沢も失点し敗戦です。
次は4月26日のDeNA戦です。好投していた(1失点)先発高梨が7回に力尽き?1アウト1・2塁としたところで、木沢を投入。
木澤は戸柱に決勝点となる3ランホームランを浴びます。
次は翌27日のDeNA戦です。5回までに4‐0とヤクルトはリードしていましたが、好投のピーターズが6回に突如崩れ2失点、ランナーを2人残して降板、緊急リリーフの星が牧に逆転の3ランホームランを浴びます。
その後シーソーゲームとなりますが、延長10回に回跨ぎの大西が2アウト1・2塁として降板、田口に代わりますが、関根にいきなりのサヨナラ二塁打を浴びて敗戦です。

かようにまずまずの滑り出しを見せた今シーズンのヤクルトはブルペン陣の崩れから首位転落どころか中日・巨人と最下位争い中、となっています。
ここ数年先発投手陣の不甲斐なさはたびたび指摘されていましたが、マクガフが去ったことも一因か、今や中継ぎ陣も総崩れで、先発も同様となり、投壊がとどまることを知りません。
幸いにも?昨日のDeNA戦は雨で流れ、今日も休みと2連休となりました。ここで特に投手陣の皆さんはしっかりと体も精神も休めリフレッシュしてください。

数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。