与死球と盗塁

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

巨人の日本シリーズ惨敗を受けてマスコミでは「なぜセリーグが弱くなったか」論が花盛りです。
これをもっと盛り上げて、現状ぬるま湯どっぷりのセリーグ各球団経営者にプレッシャーをかけて
いかないとプロ野球はよくなりません。

そういった中で面白いセパ比較の記事を見ました。それは与死球数と盗塁数に注目したものでした。

パリーグの投手は打席に立たないので、報復の死球を食らわないから、思い切って相手打者の
内角を攻められる。その結果、必然的にパリーグの投手の与死球数は多くなるという説です。
確かに今年のセリーグの与死球数は218でパリーグは265です。
ここ数年パリーグの与死球はセのそれを上回っています。
またセリーグの与死球トップは巨人の59で、その中では菅野が7死球でトップでした。
パリーグはソフトバンクの56がトップでその中では石川の12死球がトップです。
やはり優勝したチームは積極的に内角攻めをし、エースが与死球トップ、ということは
優勝したチームのエースは打者に対しぐいぐい攻めまくり、その代償として死球が増えるが
勝ち星も増えるという事です。

死球と言うのは以前の藤浪のようにノーコンで球がどこに行くのかわからないというレベルの低い
死球もありますが、菅野・石川クラスになると、積極的に内角ぎりぎりを攻めた結果のいわば
ポジティブな死球もあります。
特にヤクルトの青木選手のように大きくベースにかぶさってくる打者には気が弱い投手はどうしても
外角攻めオンリーとなり、そこを流し打ちで痛打されるという結果になります。

それではヤクルトがどうだったか見てみましょう。
ヤクルトのトータルの与死球はは28です。巨人の半分以下です。
これは巨人の投手がコントロールが悪かったわけではなく、ヤクルトの投手陣が総じて逃げの
ピッチングをしていた、と言えるのではないでしょうか。

個人で見ると、スアレスの6がトップで、次は高橋の4、マクガフの3、小川・石川の2と続きます。
高橋の4与四球はノーコン以外の何物何ものでもありませんから外すと、スアレス・マクガフの外国人2投手が
トップになります。この二人は決してコントロールが悪いというイメージはありませんから、
外国人投手は報復なんてことを考えずに、
積極的に内角攻めをした結果、と言えるかもしれません。
逆に高梨・吉田大喜・梅野はレギュラークラスで0与死球でした。
高梨や吉田投手の勝ち星が伸びなかった一因が内角を攻め切れていない、弱気なピッチングなのかも
しれません。

新任の伊藤投手コーチと尾花2軍投手コーチの仕事の一つが弱気なヤクルト投手陣に
内角攻めと言う武器を使えるようにさせることかもしれません。

盗塁に関してはまた考察します。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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