井上尚弥は天才!

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日プロボクシングの井上尚弥がバンタム級四団体王座統一戦をイギリスのポール・バトラーと行い、11回KOで見事四団体統一王者となりました。
井上尚弥は29歳でプロでは24戦24勝21KO勝ち、という圧倒的な成績を残しています。

井上選手は過去には2014年4月6日のWBC世界ライトフライ級チャンピオンになり、
2014年12月30日にはWBO世界スーパーフライ級チャンピオンになり、
2018年5月25日にはWBA世界バンタム級チャンピオンになり、
2019年5月18日にはIBF世界バンタム級チャンピオンになり、
2022年6月7日にはWBC世界バンタム級チャンピオンになり、
2022年12月13日にWBO世界バンタム級チャンピオンも加え四団体統一王者となったわけです。

この四団体統一王者というのは井上選手で史上9人目、バンタム級及びアジア人としては史上初ということです。
私が子供の頃はボクシングの世界チャンピオンと言えばWBAとWBCしかありませんでしたが、
WBAが1921年設立、WBCが1963年、WBOが1983年、IBFが1988年設立と、当初1団体でまとまっていたのが日本のプロレスほどではありませんが
縄張り争いが昂じて今や4団体がそれぞれ世界チャンピオンを認定しているわけで、心ある選手はこの4本のベルトを手にして俺だけがこのクラスのチャンピオンと
胸を張りたいわけです。

もう一つボクシングをややこしくしているのが階級の問題です。
やはり私が子供の頃はボクシングの階級は軽い方からフライ級・バンタム級・フェザー級・ライト級・ウェルター級・ミドル級、ライトヘビー級・
ヘビー級しかなかったわけです。
フライがハエ、バンタムがチャボ、フェザーが羽毛、ライトが軽い、ウェルターが強打を意味するWelt、ミドルが真ん中、ヘビーが重いという意味です。
これから見てもライト級未満のクラスがいかに欧米人から軽く見られているかが分かります。
しかも今ではこれらの階級の間にミニマム級、ライトフライ級、スーパーフライ級、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、スーパーライト級、
スーパーウェルター級、スーパーミドル級、、クルーザー級なんてものまでできてミドル級までの各階級の体重差は1~3Kg程度と細かく刻んでいます。
これも上記の四団体と同じ話で、とにかく世界チャンピオンの数を量産するための細かいクラス分けとしか思えません。

井上選手は四団体統一後のインタビューで次はスーパーバンタム級に挑戦すると宣言していました。
その階級で世界チャンピオンになったら次は上のクラスを目指すのは正論であり、また加齢によりだんだん減量がきつくなってきていることもあるのかもしれません。
1960年台に活躍したファイティング原田選手はフライ級・バンタム級の2階級のチャンピオンになりましたが、フェザー級に挑戦して敗れ、3階級制覇はなりませんでした。
原田選手も現在なら4階級や5階級制覇もあったかもしれません。

この先井上選手がどこまで飛躍するのかが楽しみです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

2件のコメント

  • すごいです.
    東洋系選手のプライドを井上尚弥選手が立ててくれるんですね。
    韓国も一時ボクシングの世界チャンピオンを多数持っていましたが、今は一人もいないし、当分の間、世界に挑戦する選手さえいません。ボクシング選手がほとんどいないからです。7-80年代まで韓国は貧しかったのでボクシングでお金を稼ぐという選手がたくさん出てきて世界チャンピオンになりましたが、今は殴られながらお金を稼ごうとする人はいません。日本はボクシングを「スポーツ」と認識する先進意識を、韓国はボクシングを「儲ける職業」と認識しているようです。

    一年間多くのことを教えてくださってありがとうございます。
    明けましておめでとうございます。

    • MONTE CRISTO様
      そうですか韓国の若者にボクシングが不人気とは驚きです。
      韓国人の世界チャンピオンがいないというのもびっくりしました。
      日本でも相撲は若者に人気ではなくなっています。

      今年一年いろいろとコメントをいただきありがとうございますした。
      韓国の特にプロ野球事情は大変勉強になりました。
      ヤクルトけんちゃん

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