外国人選手足りていますか?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今日は外国人選手について考えてみましょう。

その昔、巨人の正力オーナーは、「巨人軍選手は常に紳士たれ」なんて名言を吐きましたが、
一方では「巨人軍は純血主義」なんてことも言って、そして外国人選手をいれずにV9を達成しました。
実際には黎明期にスタルヒンなんて大投手がいましたが、かれはもともとロシア人で日本に亡命したため、無国籍なんて扱いでした。
巨人もV9後、長嶋・王他V9戦士がフェードアウトしていく中で、他球団のエース・4番打者を札束で引き抜くということと
並んで外国人選手の導入に踏み切りました。
今や巨人でさえ外国人選手に大きく依存しており、ましてや他の球団は、です。

外国人選手を大量に抱えるという事は外国人選手枠の点から(本来4人まで、今年は特例で5人)一軍の試合に
出せない選手(ある意味余剰人員)を抱えるという事で、余裕のある金満球団ならでは可能なことです。
ちなみに、今年の巨人は投手6人・野手4人の計10人を抱え、ソフトバンクは投手5人・野手3人の計8人を抱える余裕です。
当然支配下選手にも限度がありますから、何人かは育成契約という事になります。

しかし今年外国人枠が5人に増えたことは謎です。
コロナ禍と一軍に出られる外国人選手を増やすことに何か関連があるのでしょうか。
どう考えても外国人選手を多数抱える発言力のある球団の陰謀としか思えません。

そうした中で枠一杯の5人しか外国人選手を支配下に置かなかったヤクルトは大不正解でした。
活躍度合いは別にして年間通じて一軍に定着したのは中継ぎのマクガフと内野手のエスコバーの
二人だけでした。
スアレス投手も夏場の2か月をコンディション不良で登録抹消され、残る二人のイノーア投手と
クック投手のとほほぶりは何度も言っています。

その今年の轍をヤクルトはまた踏みそうです。
重要なことは新外国人選手は使ってみないとわからない、という事です。
巨人がバリバリのメジャー選手に大枚をはたいて招いたのに、箸にも棒にもかからなかった、
なんてことが何度もありました。

ヤクルトは過去に余り高くない選手を入れて大成功した経験が何度もあります。
近年ではラミレスは5500万円でスタート。
バレンティンは6000万円。
バーネットは3700万円。
その後の彼らのブレークぶりから考えると驚くほどお買い得だったことがわかります。

ということで来年の外国人選手は
⓵マクガフ投手 2年契約 年棒100万ドル(1億円)+出来高
⓶スアレス投手 1年契約 50万ドル(5千万円)+出来高
⓷オスナ内野手 1年契約 8千万円
⓸スニード投手 1年契約 80万ドル
⓹サンタナ外野手 1年契約 100万ドル+出来高
ということで、ヤクルトは来期も5外国人選手体制で挑むという話です。

ところでNPBは来年も登録外国人選手5人を継続するという情報があります。
ということはヤクルトの5人が一人でも今年の誰かのような羽目になると
せっかくの5人ルールが活かせなくなります。
ちょっと大げさですがDH制の試合に投手をそのまま打席に立たせるようなものです。

スアレス投手は過去2年怪我でフル出場したことがない、という前科があり、
マクガフ投手は今年結構打たれており、今年ほどにも来年通じるかははなはだ疑問です。
ましてや新入団の3人はやってみなければわかりません。

オスナ選手とサンタナ選手が活躍して村上の前後を固められればかなり強い布陣になります。
あとせめて先発候補の投手を一人取れば来年まずまずの布陣になるかと思います。
本当はプラス若手を数人育成で取って育てられれば、将来への布石となるはずです。
ヤクルトの首脳陣は今一度、いかにして来年だけでなく数年先も見たチーム作りをするか
検討していただければと思います。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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