奥川、新人特別賞

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ベストナインに続きMVPと新人王もNPBから発表されました。
パリーグのMVPは投手何冠も取り堂々の沢村賞にも輝くオリックスの山本由伸投手で問題ないはず。
セリーグは消去法で村上選手かと思っていましたが、二人ともダントツの得票差で受賞しました。
MVPは優勝チームから選ばれるのが多いわけですが、ヤクルトの優勝は監督の采配も含めた総合力での日本一だったと
私は考えています。確かに村上選手の打撃は優勝の大きな力でしたが、あくまでいくつもの力が合わさったものという
印象が強いのも確かです。優勝を考えなければ2冠の巨人岡本選手や首位打者の広島鈴木誠也選手も村上選手と
良い勝負だった気がします。
しかし20歳でMVPまで取ってしまった村上選手。末恐ろしいとはこのことです。

さて新人王はこれも2位を大きく引き離してセリーグは広島の栗林投手、パリーグはオリックスの宮城投手でした。
今年は稀に見る新人資格のある選手が大活躍の年でした。
そこでNPBは新人特別賞として5人の選手を表彰しました。
こんな表彰もあったのですね。ヤクルトに縁のない表彰だったので見過ごしていました。

その特別賞の5人はDeNAの牧内野手、阪神佐藤外野手・伊藤将司投手・中野内野手、日ハム伊藤大海投手そして
ヤクルトの奥川投手です。

それではそれぞれの今年の成績を見てみましょう。

栗林投手 大学・社会人経由 ドラ1、1年目、53登板、52.1回、0勝1敗、37S、0.86
大学社会人経由の即戦力とは言え、1年目で守護神に躍り出ました。
連続無失点記録を打ち立てるとか大変な働きでした。広島得意の隠し玉単独指名だったわけです。
なぜヤクルトがこれができないか、スカウト陣もっと仕事してください。

宮城投手 高卒ドラ1、2年目、23先発、147回、13勝4敗、2.51(パリーグ2位)
オリックス優勝の立役者の一人です。

牧内野手 大卒ドラ2、1年目、523打席、22本塁打、71打点、.314(セリーグ3位)
当初1塁を守りましたが、オースティン選手の合流以降は二塁の守備をまずまずこなしました。
オースティン欠場の後半は4番に抜擢されたり、サイクルヒットを放つなど、新人王候補に
躍り出ました。

佐藤外野手 大卒1年目、ドラ1、455打席、24本塁打、64打点、173三振(セリーグ1位).238
ドラフトの超目玉の一人でした。
前半の阪神の快進撃の立役者だったことは間違いありません。後半は弱点を読まれたか、大スランプに陥り、
三振王となり、チームも沈んでいきました。

伊藤将司投手 ドラ2、大卒1年目、23登板、22先発、140.1回、10勝7敗、1H、2.44
2位でもこんな逸材がいるんです。規定投球回数にちょっと足りませんでしたが、足りていればセリーグ2位の防御率でした。

中野内野手 大学・社会人経由、ドラ6、1年目、525打席、1本塁打、36打点、20犠打(セリーグ1位)30盗塁(セリーグ1位)
.273 ドラ6でこんな選手が残っているんです。同じ遊撃手なだけに、どうしてもヤクルトのドラ4元山選手と比べてしまいます。

伊藤大海投手 大卒ドラ1、23先発、146回、10勝9敗、2.90(パリーグ4位)
こういう選手を即戦力と呼びます。

奥川投手 高卒ドラ1、2年目、18先発、105回、9勝4敗、3.26
同じ高卒2年目ということでどうしてもオリックス宮城投手と比較してしまいます。
今年後半の成長ぶりには目を見張るものがありました。来年以降の宮城投手との成長合戦が楽しみです。

高卒2年目も含め、今年は新人大活躍の年でした。
裏を返せば(特に阪神などは)古い選手たち何をしていたの?ということです。
ヤクルトも選手層が薄いことは明白で、来年に向けて一軍レベルの選手をどれだけ育成できるかが、
連覇の鍵となります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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