小川と石山のFA

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日、山田哲人のFAに関して書きましたので、今日は小川と石山に関して、ちょっと考えてみます。

山田哲人が2010年のドラ1ですが、石山投手は2012年のドラ1、小川投手は同年のドラ2で二人は言わば同期です。
石山投手は阪神藤浪の外れ1位でした。石山と藤浪、入団当初は前評判通り、藤浪が阪神のエース格として
活躍、しかしそれも初めの3年で、4年目以降はコントロールの悪さ、イップスもあって低迷、今シーズンやっと
復活しましたが、どうなるでしょう。石山を取ったのが正解か、藤浪を引き当てればどうなっていたか、
二人の評価はまだこれからです。
しかし藤浪が高卒の26歳に比べ、大卒社会人経由の石山はすでに32歳、頑張ってもあと5年くらいでしょうか。
その石山投手、1年目(2013年)はリリーフで3勝3敗10S21Hの好成績を収めました。
小川投手も1年目に16勝4敗、4完投、3完封、2.93の素晴らしい成績で、最多勝と最高勝率更に新人王を
取る大活躍で、石山投手の活躍がすっかり色あせてしまいました、
ところが小川投手の成績は1年目が最高で(今のところは)それ以降下降曲線。今年やっと復活してきました。
この二人の新人投手の大活躍を見ると、それ以降のルーキー選手の冴えなさが際立ちます。

石山投手は2年目3年目は先発も兼任、2年で8勝13敗2Hのまずまずの活躍、ルーキーイヤーの2013年と
2年目の2014年ヤクルトは最下位でしたが、2015年真中監督に代わり奇跡の優勝に二人は貢献しています。
石山投手はここで酷使されたせいか、2016年はひじを痛め余り活躍はできませんでしたが、
2017年からは中継ぎ、バーネットが去った2018年からは堂々のクローザーで現在に至ります。

ということで過去8年間ヤクルトの投手陣の要だった二人にもFA権が与えられました。
今年の小川選手の年棒は9千万円、石山選手は8千万円です。
おやおや山田選手の5億から見るとえらく見劣りがします。
青木の3.4億、坂口の1.15億、石川の1.05億、マクガフの1.04億、雄平の1億よりも下です。
一般的には投手より野手の方が年棒が高い傾向があります。
先発投手が1週間に1回しか出場しないのに、野手は毎試合出るからだという話を
聞いたことがあります。
しかし1週間に1回登板というのは、それ以上登板させると投手が故障するという説があるからです。
先発投手も好き好んで中6日を選択しているわけではなく、元気な若手投手なんかは年棒がアップするなら
中4日もOKなんていう投手もいるかもしれません。

年棒査定にはタイトル料というのもあり、石山投手はタイトルを取ったことがない。
逆に山田選手は本塁打王1回、盗塁王3回、最高出塁率1回、最多安打1回、さらになんといっても
タイトルではありませんが3度のトリプルスリーがあります。

この小川投手に4年で8億、石山投手に4年で7億の残留オファーをヤクルトは出したようです。
しかもFA宣言したうえで残留OKなんて甘々です。
二人ともほぼ年棒が倍増するわけですが、今年冴えなかった山田選手。
ノーヒットノーランはやりましたが、爆発したわけではなく、中復活の小川投手、に比べ
セリーグの他球団はクローザーに苦労した1年であることを考えると、石山選手には強烈な
オファーが来そうです。

さてまだ3人ともFA宣言したわけではなく、どうなるかわかりませんが、早々と中日の
大野投手が残留を決めた今、ヤクルトの3選手に注目が集まります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




9

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。