投手の勲章(規定投球回・10勝・完投)、CS阪神・ソフトセカンドステージへ

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

プロ野球クライマックスシリーズは阪神・ソフトバンクが2勝目を挙げ、セカンドステージに進みました。
阪神の勝利はちょっとびっくりです。広島・DeNAを押しのけて巨人との決戦に進みました。どうでしょう。
阪神の今期の勝因の一つは近本・木浪の両新人を大抜擢したことです。
特に近本の活躍には目を見張るものがありました。
ソフトバンクは順当ですが、高橋礼なんて新星が次々に出てくるところ、ソフトバンクの層の厚さをうかがわせます。

DeNAの筒香がポスティング制度を利用しメジャーに挑戦するようです。そのような評価が出るのか興味あります。山田同様筒香も今シーズンは今一でした。

広島の新監督は佐々岡コーチの昇格となりました。ヤクルトの高津監督と来年は優勝目指し勝負です。
ヤクルトは優勝狙うと大きな声で言いにくいところはあります。

さて本題です。今シーズン、ヤクルトは投手力、特に先発陣が総崩れが敗因というのが大方の見方です。
それほどヤクルトの先発陣はダメだったのでしょうか。
規定投球回達成・10勝投手・完投という、先発投手の勲章となる数字で12球団見てみましょう。

ヤクルトでは規定回数(143回)に達したのは小川一人でした。10勝投手は無し、完投は小川の2回、原樹里の1回です。

それではセリーグの他チームではどうでしょう。

優勝した巨人でさえ規定回数達したのは山口俊一人。10勝は山口が15勝4敗、菅野が11勝6敗です。
完投は菅野の3回のみです。
2位のDeNAも規定回数は今永一人、10勝も今永の13勝7敗、完投は今永の3回、濱口の2回、上茶谷の1回でした。
3位の阪神は規定回数が西と青柳の2人、10勝が西野10勝8敗、
完投は西・青柳・岩田・メッセンジャー・ガルシアの各1回です。
4位広島は規定回数が大瀬良とジョンソン、10勝が大瀬良の11勝9敗、ジョンソン11勝8敗、完投が大瀬良の6回、ジョンソン・九里・床田・アドゥアの各1回です。
5位中日は柳と大野が規定回数達成、10勝が柳の11勝7敗、完投が柳1回大野2回です。

ヤクルトはダントツの最下位ですから10勝投手がいないのは仕方ないとして、他は各チームこんなものですか。
山口の15勝、大瀬良の6完投が光ります。

それではパリーグを見てみましょう。DH制のあるパリーグは先発投手に有利なはずですが。

優勝した西武は規定回数に達した投手はゼロです。10勝が高橋光成の10勝6敗、ニールの12勝1敗です。
完投は高橋・今井・多和田の各1回です。
2位のソフトバンクは高橋礼と千賀が規定回数達成、10勝は高橋の12勝6敗、千賀の13勝8敗です。完投は千賀の2回、大竹の1回です。
3位楽天では規定回数が美馬、10勝投手無し、完投が美馬の2回、弓削の1回です。
4位ロッテも規定回数達成無し、10勝も無し、完投が涌井2回、西野・二木が各1回です。
5位日ハムでは在原一人が規定回数、15勝8敗1完投でした。
6位オリックスは山岡が規定回数と13勝4敗2完投、竹安・山本由・榊原が各1完投でした。

ニールの1敗が目立つのと日ハムでは在原の独り舞台が目に付くくらいで、3位4位の楽天・ロッテの10勝投手ゼロがびっくりです。
確かにパリーグはダルビッシュ・田中将大・大谷・菊池と大物が相次いでメジャーへ行き、主役不在感もありますが、DH制の恩恵をそれほど受けていないように見えます。
それだけ、セ・パ共に投手の分業化が進み、ローテーション中6日が定着し、先発は100球が目途になりつつあるようです。
これでは試合数X1回の規定投球回数の基準を見直さないと、投手の評価がおかしくなります。
勝ち数も15勝がやっとですから、名球会の200勝も150勝にしないと(それでも厳しいですが)だれも達成できません。
確かにメジャーという選択肢が普通になった今、日本で大投手なんて存在しなくなりつつあるのでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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