投高打低???

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今年はNPBも投高打低の傾向が顕著です。
佐々木朗の完全試合、東浜・今永・山本由伸の3投手がノーヒットノーランと公式戦が半分も
終わっていない段階で出ています。
昨年までの過去数十年ノーノー(もしくは完全試合)は年に1度しか出ていません。
これは異常と言えます。
メジャーでもそうですが「飛ばないボール」なんて噂があります。
NPBはこれを否定しています。

プロ野球はますますデータ重視となっており、打者の打球性向に合わせ、極端なシフトを組むのが
もっぱらとなり、米メジャーではこれを禁止することが真剣に論議されています。
最新のデータやテクノロジーを駆使したトレーニングでレベルアップした投手から連打で得点するのは
難しい上に上記のシフト攻めもあり、そこでシフトを超える一発狙いの野球が米メジャーでは全盛となり、
ホームランか三振かという野球になってきており、これがプロ野球の魅力を低下させ、
人気の陰りをもたらしているそうです。

NPBはどうでしょう。
6月27日現在で、投手の防御率1点台はセリーグ2投手、パリーグ5投手です。
2021年はセリーグ0人、パリーグ1人でした。
これは現在1点台の投手が年間を通じて1点台を維持できるかは?ですから、一概に言えません。
2021年のパリーグチーム防御率1位はソフトバンクの3.25、セリーグは中日の3.22でした。
今年は今日現在でパリーグは西武の2.38、セは阪神の2.75です。
先日までセのチーム防御率1位はヤクルトでしたが巨人3連戦で投手陣が滅多打ちにされ、順位を下げました。
このチーム防御率を見れば確かに今年はセパ共に大きく防御率を向上させています。

チーム打率を見ましょう。
2021年はパリーグはオリックスとソフトバンクの.247、セは広島の.264です。
今年はパリーグはソフトバンクの.262、セはヤクルト・広島の.255です。
パリーグはソフトバンクのチーム打率が飛びぬけており2位が日ハムの.235ですから、
ちょっとソフトの数字は異常値かもしれません。

一つにはデータやテクノロジーで投手の能力が大幅にアップした。その結果連打は難しいので
打者は一発ホームラン狙いに走る。傾向として低めの球をすくい上げ、ホームランを狙う。
それを阻止するため投手は高めの速球と打者をかわす(空振りを取る)低めに変化する投球が主体になります。
外角低めを狙えばよいなんてのは過去の話です。

NPBの打者が米メジャーのように一発狙いになっているかを見てみましょう。
2021年のパリーグ総本塁打数は689本、セは760本です。
今年はパが265本、セが340本でほぼスケジュールを半分消化しているので、去年より大幅に本塁打数が
減っているように見えます。しかし今後夏場に入って投手がばててきたときにどうなるか。
シーズンが終わるまでみないと、結果わかりません。
しかし現在のところでは投手優位で推移しているようです。
またこの本塁打数でもセリーグの優位が伺われます。

我がヤクルトは他球団に先駆けて米メジャーと同じ映像解析技術を導入しているそうです。
ヤクルトの投手力が大幅に向上している一因かもしれません。
ヤクルトは今日から広島・DeNAと6連戦。次は巨人・阪神との6連戦です。
このあたりが前半戦の山となり、巨人戦で大崩れした投手陣がいかに立ち直れるかが、キーとなりそうです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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