敬遠とは

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

敬遠とは「故意四球」ともいい、いろいろなケースが想定されますが、目の前の打者と勝負せず、四球で歩かせて
次の打者と勝負する野球の戦術の一つです。

敬遠と言えば、1992年の甲子園で星稜高校の松井秀喜が対戦相手明徳義塾高校から5打席連続の敬遠を食らい
敗れて、当時は日本中を揺るがす話題となりました。
高校野球故「正々堂々と勝負しろ」というのがポイントです。
プロ野球ならば敬遠すればブーイングは浴びこそすれ、それで次の打者を抑えれば結果オーライです。

頭を坊主にしろとか、時代錯誤のルールがまかり通っている高校球界です。
野球では敬遠は立派な勝つための作戦です。

甲子園でも強打者に打たれて1回戦敗退するよりは、その選手との勝負を避け、結果優勝すればグッジョブです。

さてこんな記事がありました。
現役選手の被敬遠数ランキングです。
1位はびっくりの広島石原捕手の50敬遠です。
2位がこれも意外ですが、ヤクルトの青木選手の43敬遠、
阪神糸井選手41敬遠、巨人坂本選手40敬遠、福留選手35敬遠、バレンティン34敬遠
と続きます。

現役選手のしかも累計ですから、当然青木選手のようなベテランが上位に来るのはわかりますし、
バレンティンのケースも納得です。

四球と違い敬遠はその打者の選球眼が良い、ということは関係ありません。
一般的にスコアリングポジションにランナーがいて、1塁が空いていて、塁を埋めて守りやすくするケースと、
この打者より次の打者の方が打ち取りやすいと判断された場合のケースが想定されます。

被敬遠数1位の石原選手は長く広島の捕手を務め、8番打者が多いため、石原選手を敬遠し、
次の打者である投手との勝負が選択されたためと思われます。
このケースでいくと8番バッターになることが多い捕手に結構な被敬遠数があると思われます。
ヤクルトの中村捕手もそうではないでしょうか。

バレンティンのケースは明らかに4番のバレンティンよりパワーが劣る5番打者との勝負をバッテリーもしくは
相手ベンチが選択したと、これは納得です。
ここで5番の雄平選手は奮起しなくてはならないところでした。
青木選手が4番に座ることはほとんどなく、1番とか3番が多いような印象ありますが、3番打者が敬遠されるということは
あるのでしょうか。
これもあるあるですが、相手投手が右投げ特に阪神の青柳投手のような右の変則の場合、左バッターの青木選手を敬遠し
次の右バッターと勝負なんてありそうです。

ヤクルトの投手がサウスポーの石川選手で1アウト2・3塁のピンチ、次打者は広島の鈴木誠也選手、
その次は左の西川選手の場合、石川選手は当然鈴木選手を敬遠し、満塁策を取り、次の西川選手でゲッツーを狙います。

以上のように、被敬遠は強打者の勲章であったり、その選手の打順や、その打席のシチュエーションで起きるたまたま
ケースもあります。

今年のヤクルト4番には村上選手が座りそうですが、3番の山田選手が敬遠されて、村上選手で勝負なんて
ないように、村上選手がんばってください。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



 

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