村上と塩見

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

村上選手は昨年ご存じのように史上最年少で三冠王を取り、この先どこまで様々な記録を塗り替えるか楽しみというか恐ろしい存在になりました。
その村上選手はセリーグで3年連続最多四球なんて記録もあります。
その3年間の四球数は87・106・118です。その前年の2019年も74四球ですからもともと四球数が多かったということです。これは村上選手のパワーに恐れを抱いた相手投手が勝負を避けるということと、村上選手の選球眼がどんどん良くなっていることもあるでしょう。
この四球数の多さもあって出塁率は上がり昨年は三冠王のほかに最高出塁率でもリーグ表彰を受けたわけです。
その村上選手ですがレギュラーとなった2019年20年は184三振・115三振とセリーグの三振王でもありました。三振数が多くなるのはホームランバッターの定めです。
三振を恐れてボールにバットを当てに行けば、空振りは避けられますがホームランは望めません。
その村上選手2021年は133三振・2022年は128三振と相変わらず三振数は多いのですがセリーグの三振王にはなっていません。
その理由は世紀のブンブン丸阪神佐藤輝選手の登場です。
佐藤選手は2021年173三振・2022年137三振で見事?村上選手から三振王の座を奪い取りました。

佐藤選手はさておきヤクルトにはもう一人三振王争いに名乗りを上げる選手がいます。
塩見奏隆選手です。
入団6年目でもともと素質には恵まれていましたが、故障が多かったことと気持ちのムラ?があって、2021年からやっとレギュラーになりました。
足の速さとパンチ力がやっと花開いた感じです。
昨年は16本塁打、54打点、24盗塁、.276で不動の一番打者センターとなったわけです。
もともと大学・社会人経由ですからプロ入りが24歳で現在29歳、決して若手と呼べる年齢ではありません。
方や山田哲人選手が30歳ですから、塩見選手は遅咲きの花ということになります。

その塩見選手の三振数は2021年156三振・2022年122三振で三振王佐藤選手には及びませんが村上選手とは三振数で競っています。
この2年間の両者の数字を見ると
村上 21年 39本塁打、106四球、133三振、.278
22年 56本塁打、118四球、128三振、.318
塩見 21年 14本塁打、48四球、156三振、.278
22年 16本塁打、43四球、122三振、.276

そもそも三冠王村上と比較することが間違いかもしれません。
しかし塩見選手の役割に注目したいわけです。
不動の四番打者として村上が君臨する間、塩見選手の役割は一番打者です。
村上選手との本塁打数の比較でも明らかですが塩見選手のパンチ力といっても村上選手のそれと比べると明らかに落ちるわけです。その一番打者としての塩見選手に求められるのは出塁率です。
昨年の塩見選手の出塁率は.345でセリーグ12位ですから悪くはありません。
塩見選手が初回先頭打者でいきなりホームランを放つのも魅力ですが、せいぜい10試合に1本塁打程度の打者です。
それよりも塩見選手にはぶりぶり振り回さずに、ミートを心掛け、内野安打を増やし、打率アップ、三振を減らし、四球も増やし、盗塁を増やし、フォアザチームの攻を心掛けていただきたいと思います。
結婚もしたことですし、精神的にも落ち着いて「いぶし銀」的な打者に成長していただきたいものです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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