生え抜き?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日、巨人の大竹投手と野上投手の引退に伴い、巨人のFA加入選手の検証記事がデイリー新潮に出ました。
過去巨人にはFAで28選手が入団し、その中で年棒と成績を比較した記事でした。
これによれば打者のベストは小笠原、ワーストは陽ダイカンとなるようです。
それにしても巨人は陽を取って、丸を取って、ウィーラーもとり、梶谷まで取りました。
外野手総取りです。原監督の欲深さというか節操のなさが表れています。
にしてもこの中で育成から飛び出した松原選手は大したものです。

投手のベストは工藤、ワーストは森福ということです。
森福投手なんて巨人の3年間で1勝3敗9Hのとほほな成績で、ああこんな選手いたなあ、というくらいの印象です。

ということで巨人はFA、外国人選手、トレードで戦力を補強し、なかなか生え抜きが育ちにくい、ということは
昔から言われていました。

翻ってヤクルトはドラフト・育成戦略の拙さから、他球団を戦力外となったいわゆる「ヤクルト再生工場」に
かなりの部分頼っていたわけです。

そこで本日は今年のヤクルト・巨人さらに生え抜きが多そうな(過去にFA加入選手0)広島の生え抜き度を検証します。

ヤクルト
先発投手:メインの先発10人中、
途中加入は 田口 17先発、スアレス 13先発、サイスニード 13先発、高梨 12先発の4人です。

中継ぎはメインの10投手中、
途中加入は マクガフ 66登板、今野 63登板、近藤 22登板の3投手です。

野手は100打席以上の11人中
途中加入は オスナ 493打席、サンタナ 418打席の2選手です。(青木選手は生え抜きに入れました)
ということでヤクルトの途中加入は31選手中9選手、途中加入率29%です。

さて巨人です。
先発8投手中、途中加入は、メルセデス 17先発、山口 15先発、サンチェス 14先発の3投手。
中継ぎは10投手中、途中加入は 鍵谷 59登板、高梨 55登板、ビエイラ 51登板、デラロサ 46登板、田中 39登板の
5投手です。
野手では14選手中、丸 457打席、ウィーラー 427打席、梶谷 246打席、中島 195打席、廣岡 117打席、中田 106打席の
6選手です。
ということで巨人の途中加入率は32選手中、14選手で44%です。やはり多いですね。

さて広島です。
主な先発投手は6投手で全て生え抜き。(素晴らしい!)
中継ぎは11投手中、コルニエル 50登板、バード 33登板、菊池保則 33登板の3投手。
野手は100打席以上の17選手中、長野 139打席、クロン137打席の2選手です。
ということで34選手中5選手が途中加入で15%でした。

各チーム外国人選手頼りなのはこれはもう今のNPBの宿命です。その中でヤクルトは途中加入の9選手中
5選手が外国人選手で、思ったより再生工場頼りではなくなっていることが分かります。(田口・高梨はトレードによる
加入で、前チームの戦力外ではありません)
広島の先発が全員生え抜きということはチームのドラフト戦略・育成の素晴らしさを物語っています。

再生工場も外国人選手頼りも悪いわけではありませんが、来年以降も安定したヤクルトとなるためには
やはり生え抜き選手をメインに育てることが大切です。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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