男子のペースメーカー

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日の大阪国際女子マラソンは東京オリンピック代表の一山麻緒が2時間21分11秒の大会記録で
ぶっちぎりの優勝でした。
2位には同じくオリンピック代表の前田穂南が2時間23分30秒のこれは自己ベスト更新でした。

このレースの特筆すべき点は、沿道の密を避けるために公園内の周回コースになったことと、
女子のレースに男子のペースメーカーが付いたことです。
ペースメーカーの一人は川内優輝でした。
しかも普通は20キロ地点あたりでお役御免になるペースメーカーがレースの最後まで
選手を先導したことです。

この点には各界から異論百出です。女子より圧倒的に力のあるマラソンランナーが試合を引っ張るのは
邪道だという事です。
そんなことをいうならば、そもそもペースメーカーってどうなの?ということです。
よく水泳のレースで選手に合わせて世界記録のラインが映し出され、みんなで頑張れなんてしていますが、
これはあくまで視聴者が見えるだけで、選手は知らずに泳いでいるわけです。

マラソンのペースメーカーはこの水泳の記録ラインが目に見えているようなものです。
確かにマラソンランナーは走りながら時計を見てタイムをチェックでき、コースの途中で20キロの
ポイントとかあって、ペースメーカーがいなくても選手は自己の記録をチェックしながら、
レースを展開できます。

もう1点、この自分より早いペースメーカーの後ろを走ることにより、風よけとなり、この点一山選手に
メリットとなりました。
周回コースで起伏が少ないこともプラスになりました。

考えてみれば、マラソンこそ、そのコース・走る季節・天候に左右される競技も少ないのでは。
条件は42.195Kmという距離が同じだけで、真夏だったり真冬だったり、起伏の激しいコースもあれば、
今回のように比較的フラットなコースもあります。
というわけで、マラソンの世界記録はありますが、それ以外に大会ごとの最高記録というのも
レコードとして残ります。
なかなか他の競技ではないことです。

今回の東京オリンピックは最近とみに中止論・延期論・代替え案などいろいろな説が出回っています。
緊急事態宣言も1か月延長されることが決定的です。
この中で、国民の東京オリンピック中止・延期を望む声はますます強くなると思われます。
今回の一山選手や前田選手が3年後のパリオリンピックにも出場できるかはわかりません。
一生一度かもしれないオリンピック出場のチャンスでしかも日本開催です。
出場したい気持ちは痛いほどわかりますが、どうなるかは神のみぞ知る、です。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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