登録抹消とは?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

プロ野球も開幕からほぼ2か月、今日からはいよいよ交流戦が始まります。
ヤクルトは2位巨人と1.5ゲーム差、戦前の評論家大先生たちの予想に反し、ここまでは大健闘しています。

さてこのブログで先日から誰を二軍に落とせとか勝手なことを言っているわけですが、今日はヤクルトの
登録・抹消状況を検証してみましょう。

出場選手登録枠というものがあり、これに登録されないと一軍の公式戦には出られないわけです。
この枠が本来29人ですが、昨年からのコロナ禍で31人に増やされています。
ベンチ入りの人数にも制限があり、これも例年25人のところ、昨年から26人になっています。
これは特に昨年コロナで開幕が大幅に遅れ、過密日程になったことから、人繰りが大変でしょう、
自由に使える人数を増やしてやりくりしてください、というところから来ています。
同様に上記31人の登録枠のうち、外国人選手は例年は4人のところ昨年から5人(ベンチ入りは4人)とされ、
巨人や阪神のように、やたら外国人選手を多く抱えているチームに有利になっています。
昨年のヤクルトなどはこの5人枠通りの5選手を抱えましたが、クック・イノーアがさっぱりで、
スアレスは怪我のお休み期間が長く、エスコバーはあの通りのとほほで、まともだったのはマクガフ一人と言う体たらくでした。
これでは最下位も仕方ありません。(マクガフの2年契約はこのご褒美かもしれません)
今年はサンタナ・オスナの両野手がここまではまずまず。マクガフもリリーフでそれなりに頑張っており。
スアレス・サイスニード・バンデンハークの先発投手を順繰りに使っていく体制ができつつあります。

さて登録抹消とはこの出場登録が抹消されることです。普通は10日間再登録できません。
(コロナ非常事態の特例はあります)
それではやっと一軍に上がってきたのに、抹消されるとはどういうことでしょうか。
一番多いケースは一軍に上がってきたのに、監督が思うような結果が出せず、もう一度ファームで顔を洗って
出直して来い、というある意味懲罰的な人事です。これには(そんなに悪くないのに)監督に嫌われたとか、
今シーズン初めの阪神藤浪のようにタニマチに呼ばれきれいなお姉さんがいるパーティーに出て、あげくコロナに
なってしまったなんてトホホな例もあります。

二番目に多いのが、怪我です。(昨年の坂口や中村のように)デッドボールが当たってとかはっきり怪我による
登録抹消と「コンディション不良」なんていう本来故障なんでしょうが、球団が内容を明らかにしないケースもあります。

三番目は前述のように外国人選手枠の関係から、順番に使うために入れ替えるケースです。
ヤクルトは3外国人先発投手を当分入れ替えて使うようです。

四番目はレアケースですが、その選手を無理使いしないためにちょくちょく入れたり出したりするケースです。
奥川投手がそうです。一回登板すると翌日抹消、10日置いてまた登板と、他のローテーション投手が中6日で、
投げているのに対し奥川は中10日以上です。
過保護のような気がしますが、入団以来度々故障していること、金久保のように肘を手術なんてことになると
1年以上を棒に振ることになるわけで、大事な掌中の珠のように扱われています。
これはロッテの佐々木投手も同様な扱いを受けています。

それでは今シーズン開幕からずっと一軍のメンバーに残っている選手をチェックしましょう。

投手 先発 田口
投手 リリーフ 石山・今野・近藤・清水・マクガフ・坂本
捕手 中村・古賀
内野 荒木・村上・元山
外野 山崎・塩見

先発投手はどうしても入れ替えがあり、しかもスアレスや小川は一度抹消されています。
リリーフ陣は石山がどうなるかはともなく、今シーズン頑張っているメンバーです。
内野で荒木がずっと残っているのは不思議ですが、打撃はともかくどこでも守れるという
ユーティリティ性が高津監督好みなんでしょうか。

さて上記に加え本日現在の登録メンバーは

先発 小川・スアレス・バンデンハーク
リリーフ 吉田大喜・梅野
捕手 嶋
内野 川端・山田・西浦・オスナ・松本友
外野 青木・渡邊・サンタナ

ベンチ入りは26人で通常投手が9-10人、野手で15-16人という構成になりますが、
現在のヤクルトは先発が4人、リリーフが8人
野手が16人となっています。
ここに本日先発予定の金久保と久々の内川が登録される予定です。
ということでいざ試合になると先発の一人が加わってベンチ入りの26人をオーバーするので、
リリーフか野手の1名がベンチ入りから外れることになります。
川端・松本友は代打の切り札になっているので、外せません。二人とも左ですから
内川(右)の復活は頼もしい話です。
1試合にリリーフを8人使うなんてまずありませんから、酷使されてもいることですし、
リリーフを毎日誰か休ませる感じでしょうか。もしくは試合では嶋を外すかです。

次から次へとファームから元気のよい選手が上がってくる状態にないことは寂しい限りです。
新外国人選手を除くと、昨年からの新戦力は田口・近藤・元山・松本友くらいでしょうか。
他には抹消中ですが、戻ってくるはずの奥川・金久保と内川です。
まだまだ戦力の底上げには程遠い状況です。
池山二軍監督、尾花投手コーチ、若手をもっともっと鍛え上げてください。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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