米メジャー年棒削減案

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

米メジャーが年棒でもめています。

一旦、米大リーグ機構(MLB)と選手会側で実施試合数に比例して年棒を削減する案で合意していたものが、
MLB側が無観客試合でのスタートにより入場料収入他の収入が見込めないことから、
「それじゃ無理!」ということで、手のひら返しで新案を出してきました。
試合数に比例して削減した上に更に6段階に分けて削減するというものです。

メジャー最低保証年棒額は56万3500ドル(約6100万円)は10%削減から
年棒が上がるにつれ6段階に分け累進的に削減、一番上は年棒2000万ドル以上で80%削減です。

現況では当初予定された162試合が82試合になる見込みのため、
そこから試算すると
田中まあくんはあっと驚く、2300万ドルが233万ドルに、
ダルビッシュは2200万ドルが223万ドル
大谷は70万ドルが26万ドルに下がるということです。

これでは選手たちは怒ります。
個人事業主であるプロ野球選手は大変です。メジャーの場合移動費などどこまでが選手持ちかは不明ですが、
日本のプロ野球程至れり尽くせりではないと思われます。
メジャーの選手会はすぐにストをします。しかしストをして試合が開催されないと、そもそもの
年棒のベースがどんどん削られるわけですから、選手会もそこまで強硬にはいけないでしょう。
しかし田中将大投手の例を見れば一目瞭然ですが、これは強烈ですな。
夢の国アメリカで成功し一攫千金ではありませんが、莫大な年棒がほとんど消え失せてしまいそうなわけです。
これで怪我をして選手生命が絶たれればアウトです。選手たちが暴れる気持ちもわかります。

翻って我がNPBはどうなるのでしょうか。
まだそのような話は出ていませんが、試合数が120試合に減り、当分は(どこまで続くかわかりませんが)無観客です。
選手に年棒をフルで払い続けては球団はとんでもない大赤字を抱えることになります。
政府の雇用調整補助金他に頼ってもベースが大きいので、とてもカバーしきれません。
日本の選手会は米メジャーほど過激ではないので、球団側の提示をすんなり受け入れるのでしょうか。

NPBでもファームの選手や育成選手は年棒が低く、ヤクルトでは最も低いのはジュリアス投手の400万円です。
普通のサラリーマンと変わりません。
どこぞの関西球団と違い、ヤクルトの育成選手では多分、スポンサーもタニマチもつきません。
ここからユニフォーム代や道具代をまかなうわけです。
削るとしたら、年棒2千万以上からとか、しないと家庭持ちの選手も大変です。

結構、政府からの一人10万円の給付金がありがたい選手もいるかもしれません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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