長く投げる

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ヤクルトに関して以前から指摘されていることですが、先発投手陣が弱い、完投能力がない、ということです。
今シーズン開幕当初のみ先発投手陣が結構頑張りましたが、今は元の木阿弥です。
先発投手が5回程度で交代というかつぶれると単純計算でも4人の中継ぎが必要となります。(1人1イニング)
ブルペンに8人いると中継ぎ投手は2試合に1度登板となり、ヤクルトは41試合消化しているので石山投手・清水投手の18登板がほぼ2試合に1回登板に近い使われ方をしているわけです。これではシーズン途中で壊れてしまいます。
ちなみに昨年のヤクルトの完投は高橋2試合、小川1試合、高梨1試合の計4試合でした。
投手王国の阪神は伊藤6試合、青柳4試合、他6試合で計16試合も完投しているわけで先発投手陣の力の差は歴然でした。

それでは今年のヤクルト先発陣の完投能力というか、長いイニングを投げられているのかどうかを検証してみましょう。

以下はセリーグの投手の防御率トップ5(5月22日現在)です
1位 広島 床田 1.75、7先発、6QS、46.1回、(1試合平均6.6回)
2位 DeNA 東 1.98、6先発、5QS、41回(6.8回)
3位 広島 九里 2.25、7先発、4QS、48回(6.9回)
4位 巨人 グリフィン 2.68、8先発、5QS、47回(5.9回)
5位 中日 柳 3.06、7先発、4QS、47回(6.7回)
いずれもそうそうたるメンバーですが1試合平均で6回から7回弱投げています。

それではヤクルトの主な先発投手はどうでしょうか。
ピーターズ 1.65、5先発、2QS、27.1回(5.5回)(投球回数不足ですが防御率はセリーグ1位に相当)
サイスニード 2.48、7先発、2QS、36.1回(5.2回)(セリーグ4位相当)
石川 2.77、3先発、0QS、13回(4.3回)(5位に相当)
高橋 3.96、5先発、1QS、25回(5回)(9位に相当)
小川 4.02 8先発、5QS、47回(5.9回)(セリーグ9位)
吉村 4.54、7先発、2QS、35.2回(5.1回)(10位に相当)
高梨 6.05、4先発、1QS、19.1回、(4.8回)
ヤクルト先発陣の平均投球回数は6回に満たず、石川・高梨に至っては4回台です。
ヤクルトトータルでは41試合で211.1回、1試合平均5.2回です。
セリーグトップクラスと比べると1~2回少ないことになります。
この違いがブルペン陣へのしわ寄せとなり、疲労からこのところのブルペン陣崩壊につながっているかとも思えます。
セリーグ連覇時は投手陣の崩れも強力打撃陣がカバーしていたわけですが、今の打撃陣の状況では投手陣の崩れがショーアップされてしまします。

さて昨日は休養日で、今日の神宮の阪神戦も雨で流れそうです。よいお湿りとなればよいのですが。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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