頑張れ不惑プレーヤー

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

「不惑」とは孔子の「論語」の中の言葉で
「15歳の時に学問を志し、30歳で自分で立つことができた。
40歳では己の人生に迷いがなくなり、云々」と「孔子」様の「論語」ですから
大変ためになる教えに満ちた書です。
この「40歳で迷わず」ということから、40歳を「不惑」と呼ぶようになったわけです。
私なぞは60歳をとっくに超えているのに、いまだに迷いっぱなしです。

さて今年プロ球界には11人の40台選手がいるという記事がありました。
43歳の阪神福留選手を筆頭に、我がヤクルトでは41歳の五十嵐投手と40歳の石川投手がいます。
五十嵐投手は昨年までで日米通算905登板ですから1000登板まであと95登板。
フル回転であと2-3年で達成です。
石川投手は通算171勝ですから、200勝まであと29勝。頑張りたいところですが3年で達成するのか厳しいところです。
しかし石川投手の投球術はぶんぶんとコントロールもなく速球を投げ込む(誰とは言いませんが)若手投手には
本当の生きた手本です。150㎞出せばアウトが取れるわけではありません。
そして投手にとっては途中経過はともかく、アウトを取って、失点せずにチェンジにしてなんぼです。

総じてプロ野球選手の選手寿命が延びたといわれます。中日のレジェンド山本昌投手は50歳まで
プレーしていたという、なんともびっくりな話です。
山本投手は29年のプロキャリアで581登板514先発で79完投、219勝165敗5Sという成績を残しています。

我がヤクルトのレジェンド金田正一投手はプロキャリア20年36歳で引退、400勝という金輪際破られることのない
勝ち星を上げましたが、569先発で365完投もしています。
昔の投手は先発したらよほどではない限り完投したものです。
ちなみに石川投手は457先発で25完投、
小川投手は157先発で13完投です。

特に近年は米メジャーに倣って投手陣の分業制が進み、先発投手は100球が目途で良ければ6-7回投げて
後は勝利の方程式である中継ぎ陣に引き継ぎます。
これが先発投手の寿命を延ばし、リリーフ専門の五十嵐投手が1000登板を目指す土壌となっています。
レジェンド金田投手が36歳で投手としては燃え尽きたように昔の投手はとにかく投げています。
金田投手が5526.2回、山本昌投手が3348.2回、石川投手が2794.2回が通算投球回数です。

確かに巨人の菅野投手のようにパワーピッチングでキャリア7年で174先発34完投と近代投手としてはの
完投率が高くなっています。19.5%
金田投手が64.1%
山本昌投手で15.4%
石川投手が5.3%
小川投手で8.3%です。

以上から見ても金田投手の完投率が群を抜いているのがわかります。
しかし時代が変わり野球のシステムが完全に変わっているのですから、良い悪いの問題ではありません。
ただひたすら昔のピッチャーって凄かったなあ、ということです。
この時代には五十嵐投手やバーネット投手の登場する幕はありません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



 

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