高卒・生え抜き・二けた勝利投手

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ダルビッシュ・菊池雄星・田中将大・大谷・前田健太・山口俊以上の共通点は何でしょう。
今年米メジャーに移籍した山口を含めFAやポスティングシステムでNPBからメジャーに移った投手達です。
もちろんメジャーからお呼びがかかるほどですから日本では一流の投手でした。
もう一つの共通点は高校卒業後直接プロ入りした点です。

勿論日本球界には大学を経てプロ入りした巨人菅野(今年FAでメジャーへ行くという噂もありますが)のような
一流の投手もいます。

一般的に大卒・社会人出身の選手は即戦力、高卒は金の卵、すなわち将来性を買ったということになります。

ところでヤクルトです。
2016年以降一流投手の目安となる二けた勝利をしたのは2018年のブキャナンの10勝のみです。
日本人としては2015年(優勝時)の石川13勝、小川の11勝が直近です。
小川・石川は大卒投手です。
高卒生え抜きの投手としては2012年の村中の10勝にまでさかのぼります。

過去20年で、高卒生え抜きの二けた勝利は五十嵐の2000年、石井一久の2000・2001・2006年、
由規の2010年、村中の2010・2013年の4人のみ。
規定投球回数に届いたのは2013年の八木が最後です。

事程左様にヤクルトでは金の卵が孵化していないのがここ最近のヤクルト投手陣です。
過去には五十嵐や石井一久のようにメジャーへ移籍した一流投手もいたわけですが。

そもそもここ最近の投手分業制や球数制限のあおりで二けた勝利する投手の数が激減していることも
確かです。
2015年には前述のように優勝したにもかかわらず、二けた勝利は石川と小川の2人のみです。
ちなみに1978年ヤクルト初優勝時は松岡弘16勝、鈴木康二朗13勝、安田猛15勝、井原慎一郎10勝と
4人も二けた勝利投手がいました。昔はこれが普通でした。
ちなみに松岡・鈴木・安田は社会人野球経由で、井原のみ高卒入団でした。

現在ヤクルトには10人の高卒生え抜き投手が切磋琢磨しています。
そのうち梅野はリリーバーとしてのポジションを掴み、高橋はほぼほぼローテーション投手の一角を占めていますが、
二人とも一流投手と呼ばれるのにはまだまだです。
先発で二けた、リリーバーなら20Sか30Hくらいが必要でしょうか。
そこを追うのが未完の大器の4年目寺島・2年目の市川、更に超金の卵、奥川です。
今年は試合数がぐっと減りそうなので、二けた勝利はヤクルトに限らず厳しいかと思いますが、
高卒生え抜き投手の皆さん来年もあります。二けた勝利目指して精進してください。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



 

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