高津監督の手腕

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ヤクルトのセリーグ制覇に伴い、高津監督の監督としての手腕への評価が急上昇しています。
巨人原監督へのぼろくその評価とは真逆です。

原監督はシーズン後半大リーグ方式で5人のローテ投手(菅野・山口・高橋優貴・戸郷・メルセデス)で
中5日、時には中4日で回し始めましたが、やはり無理があり皆さん故障したり打ち込まれたりで、巨人の大型連敗を
演出してしまいました。

一方高津監督は小川・田口・奥川・スアレス・高梨・ルーキーの山野というローテでスタートしましたが、
奥川はシーズンを通して登板→抹消を繰り返しほぼ中10日を続けました。
山野はこの1戦でボロボロに打ち込まれ即抹消、その後ケガもあったようでイースタンでも1試合の登板で終わっています。
その後は金久保・石川・サイスニード・高橋圭二・原樹理と順次先発投入し、金久保は途中負傷からの調子ダウンで
抹消されたり、小川のコロナ離脱もありましたが、ほぼほぼこのメンバーでシーズンをしのぎ切り、特に終盤は
先発の頭数が豊富になったこともあり、体力的に長いイニングを投げられないスアレスと先発で結果がなかなか出なかった
田口を中継ぎに回す、ある意味余裕の投手起用でした。
先発メンバーを見てもわかりますが、巨人の先発メンバーと比べれば完投能力など力の差は一目瞭然ですが、
そこはヤクルトは数でカバーしています。

奥川の起用が典型ですが決して先発を無理使いしない。しかし先発がせいぜい5・6回しか持たないのでその分
中継ぎにしわ寄せがいきましたが、それも先発で余ってきた?スアレス・田口を中継ぎに回し、もともと先発要員ですから、
先発が早く崩れたときのロングリリーフにも対応できる2投手でした。
昨年活躍した長谷川や即戦力期待だったドラ1木澤とドラ2山野がファームに沈みっぱなしだったり、
再生工場の近藤が序盤大活躍も肩を痛めて抹消されたり、いくつかの誤算があり、ただでさえ層の薄い投手陣を
うまく切り回し、昨年までダントツの最下位だったチーム防御率をセリーグ3位に引き上げました。
打つ方はともかく、投手陣がどうにもならなかったわけで、今年加入した伊藤・尾花両コーチと共に投手陣の立て直しが
高津監督の最大の課題でした。

野手も青木・山田・中村は時々休ませることもシーズンを乗り切る力になりました。
監督の評価なんて結局勝ってなんぼです。
一発屋ではなく、ヤクルトを来年以降も毎年優勝争いをするような第2の黄金時代を築けば、高津監督の
名も後世に残ります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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