GG賞

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ゴールデングラブ賞の発表がありました。
ヤクルトがセリーグを制覇した影響か、ヤクルトからは中村捕手・長岡遊撃手、塩見外野手の3選手が選出されました。
例えば三冠王を取った村上のホームラン・打点・打率のタイトルは厳然たる客観的数字のデータで決定されるものですが、
このゴールデングラブ賞、後日発表されるベストナイン、さらにMVPや新人王はプロ野球関係記者の投票で決定される
わけで、どうしてもこれらの投票者の主観が入ってしまい、人気投票的な結果になるのも仕方ないかもしれません。
そういった中で平均すればセリーグでは1チーム1.5選手が選ばれるGG賞でヤクルトから3選手が選ばれるという結果になります。
パリーグ制覇・日本一のオリックスからも山本投手・宗三塁手、福田外野手の3選手が選ばれています。

中でも意外感があったのが遊撃の長岡選手です。もちろん長岡選手のショートの今シーズンの守備は素晴らしいものが
ありました。広い守備範囲に強肩でしばしば外野に抜けそうな当たりをキャッチしたり、内野安打になりそうなゴロを
強肩で送球しアウトにしたり、誰とは言いませんが昨年までのヤクルトのショートとは一味違う守備力で
投手を再三にわたって助けました。
それではセリーグの遊撃手の得票数他を見てみましょう。
長岡 191票、13失策、139試合
中野(阪神)30票、18失策、135試合
小園(広島)20票、13失策、127試合
坂本(巨人)14票、11失策、83試合
大和(DeNA)11票、4失策、91試合

中野はセリーグの失策王ですが、その広い守備範囲と鉄砲肩は長岡を上回る気がします。
大和は守備力自体では多分トップですが、出場が少ないので仕方がありません。
これは坂本も同様です。
しかし受賞の長岡選手と次点の中野選手との間にこれほどの票差が付くとは意外ですが、やはり優勝チームと
3位チームの差なんでしょうね。今年ヤクルトではなく阪神が優勝していれば今年の受賞は近本外野手一人でしたが、
青柳投手や梅野捕手・大山一塁手なんてところも受賞したかもしれません。

日本シリーズで連続エラーをしたマクガフに1票入ってたり、最終戦で世紀の大エラーをした塩見が選出されたのも
ご愛敬です。
ポストシーズンでは打撃だけでなく守備でもファインプレーを披露したオスナはしかしシーズンではセリーグ8位の11エラー
でしたが、ファースト部門で1位巨人中田の123票に対し49票で3位でした。
投手部門で1位広島森下92票に対しバント処理やファーストへの送球に難のある阪神青柳の3位49票も???です。

打撃力の方はかなり様々な面で数値化が進んでいますが、守備力の大きなファクターの一つである守備範囲は
数値化できていません。極端な話自分のポジションに留まっていれば正面に来た球を捌くだけですからこれは楽です。
プラス記者による人気投票ですからこのゴールデングラブ賞問題ありですがヤクルトから3選手が選ばれたので、
良しとしますか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

2件のコメント

  • 韓国プロ野球にもゴールデングローブ賞がありますが、この賞は日本のベストナインと性格が同じです。
    そのため、純粋な守備力だけを評価する賞はありません。どうしても攻撃力が記者たちに与えるインパクトが大きいので、守備力の良い選手よりは攻撃力の良い選手がゴールデングローブを持っていくことになります。
    それで、日本がこのようにゴールデングローブとベストナインを分けて施賞するのがとても望ましいと思います。
    韓国だったら、山田選手が二塁手ゴールデングローブは毎年受賞すると思います。 ハハハ

    • MONTE CRISTO様
      コメントありがとうございます。
      そうですか、韓国ではゴールデングローブ賞は日本のベストナインも兼ねているとは知りませんでした。
      そうすると確かにヤクルトでは村上・山田・塩見が受賞しそうです。
      ブログにも書きましたが、ベストナインやGG賞は記者の投票なので、本当のベストナインやGG賞に
      ふさわしい選手が受賞しているか疑問になる受賞者もままあります。
      これもイベントと考えればよいのかもしれません。
      ヤクルトけんちゃん

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