WBC後遺症???

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

4月末現在でNPBの各球団は22‐25試合前後を消化し、シーズン真っ只中、という感じですが、そういった中でWBCで優勝した侍ジャパンのメンバーの中に異変が見られます。(下記の数字は4月末現在のものです)

特にリーグ2連覇を果たしたヤクルトの村上・山田・中村という本来ヤクルト強力打線の中核をなすべき選手達が不調のどん底にいます。
村上は.157、2本塁打、12打点。山田は.208、2本塁打、6打点。中村は.180、1本塁打、6打点。
村上は去年の三冠王の面影もなく、83打数で39三振とNPB年間三振王記録を更新する勢いです。
山田も試合中に故障し4月13日に登録抹消されましたが、4月28日に故障が癒えたか再登録されました。中村も悲しいような打率で推移しています。

他にも西武では源田内野手がWBCの試合中に指を骨折しWBCはそのまま出場しましたが、公式戦では休んだままで、山川選手(4月10日に抹消)も故障からの離脱中です。
ダルビッシュは5先発で1勝2敗、3.60とWBCの不調を引きずって、昨年の面影はありません。
山本由伸も4先発で4QS、2勝2敗、1.78とチーム同様あと一つ乗り切れていません。
栗林も12登板で4敗、1H、7セーブで5.56とこちらもかなり打ち込まれており、5月1日にとうとう登録抹消となりました。
湯浅(4月16日抹消)と宇田川(4月23日抹消)も登録抹消されています。

本番が始まっても躍動を続けている大谷や吉田正尚もいますが不調や故障のメンバーが多く見られます。
本来プロ野球選手は1月に自主トレを始め、2月にキャンプイン、3月オープン戦と徐々にコンディションを調整し、
3月末の公式戦開幕にそこそこの状態に持っていくのが理想です。
それが侍Jの選手は2月から侍Jのキャンプに入り、3月初めからWBC本番が始まりました。つまり選手たちは例年より3週間早くトップコンディションに持っていく必要があったわけです。
しかも決勝リーグまで行ったために、米メジャー所属選手はともかく、NPB所属の選手たちはWBC決勝終了後昼と夜が反対のフロリダから日本へとんぼ返りしました。
そういった無理が選手たちに余計な負担をかけ、しかもWBC閉幕から1週間程度でフロリダからとんぼ返りの上の開幕です。
昨年キャリアワーストだった山田哲人選手や、三冠王を取ってオフも大忙しだった?村上選手、2年続けて日本シリーズに出場「日本一の扇の要」なんて持ち上がられた中村選手等ヤクルト野手陣にとってはあれよあれよという間の公式戦突入だったでしょう。そこで無理をすれば山田選手のように怪我したり、村上選手や中村選手のように調整する暇もない、なんてことが起こりうるわけです。

今回NPB選手会からWBCの後の開幕を遅らすよう、要望が出ました。もっともな話です。
選手たちも公式戦本番の活躍が自らの年俸・待遇に直結することをよく考える必要があります。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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