先発は何回投げるべき?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
先日日経新聞の記事でロッテの佐々木朗希を取り上げていました。今年は中々成長したということで、先発の平均投球回数が6.4回になったということです。

昔は先発投手は完投してあたり前なんてところもありましたが、最近は先発投手の球数はそのチームやその投手によって違いますが、100球を投球の目途にしているようなところがあり、1イニングを15球と考えると6回投げればいいところで、
そこでリードしていれば7回から9回は勝利の方程式の出番なんてところがこのところの特にNPBではスタンダードになりつつあるような気もします。

その完投もセリーグでは阪神の才木と巨人の戸郷の4完投がトップです。パリーグでは日ハムの伊藤とロッテの小島の5完投がトップですから沢村賞の基準は10完投ですが、遠く及びません。
同様に沢村賞の勝利基準は15勝でこれは巨人の菅野が達成しています。パリーグはソフトバンクの有原と日ハムの伊藤の14勝がトップです。

菅野は2017年と18年に沢村賞を受賞しており、沢村賞の全基準ではありませんが7基準中、4基準と5基準をそれぞれ達成しておりやはり近年のNPBを代表する投手です。
それではNPBを代表する投手はどうだったのでしょう。
元ヤクルト(国鉄)の金田正一は400勝を挙げもう誰もまねのできない記録を持っていますが、現役時代に944登板、569試合先発し、365回完投で5526.2回を投げています。この完投率は64%(完投数÷先発数)ですから先発すると3試合に2試合は完投していたという大変な投手です。
今の投手が20試合前後の先発で多くて5試合程度の完投ということは完投率が2割程度。というと5試合に1完投ですからいかに金田投手がすごかったかがわかります。

一方鉄人と呼ばれた西鉄(今の西武)の稲尾和久投手は304先発で179完投。高卒で1956年に入団。現役は69年までの14年間でした。276勝。しかし鉄人と呼ばれるほど酷使され選手寿命が短かったったとは言えます。こうして見ると昔は確かに先発は完投して当然という空気があったことは確かでしょう。それらの先人から見れば今の中6日のローテーション。100球限度、投手分業制なんて「何やってるんだ!」というところかもしれません。ちなみに今期のヤクルトは石川・吉村・松本・サイスニード・ヤフーレがそれぞれ1完投づつでチーム全体で5完投だったわけです。これも時の流れかもしれません。

Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

 

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