公取がNPBに警告

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
9月19日に公正取引委員会がNPBに対してプロ野球選手の契約交渉の代理人を弁護士に限定するなどという行為が独占禁止法違反(事業者団体による構成事業者の機能または活動の不当な制限の禁止)の恐れがあるとして、公正取引委員会は19日にNPBに警告しました。
これはどういうことかというと、年末恒例の契約更改に選手特に弁舌が立たない選手は代理人としてエージェントとして弁護士などを立てることなんてあるわけですが、MLBでは敏腕エージェントなんてのがいて複数の選手と契約して手数料をがっぽりと稼いでいるわけです。

米国ではスポーツ業界に限らず芸能界や出版界にも広くエージェントなんてのがいてます、

さてそもそも何が問題かということです。
典型なのは大相撲業界やプロ野球業界です。
地方の体格に恵まれて地方大会で好成績を上げるような未来の横綱の卵が現れると親方やタニマチなんて連中がスカウトに押し寄せます。
まだ小学生の子供(親)に甘言を弄して自分の部屋に引き込もうとするわけです。
プロ野球業界とは違って(実弾‐現金)もとびかうことでしょう。
部屋に入れば「3食付きで、お子様の将来はわれわれが責任をもっておあずかりします」なんていうのか、言わないのか、しかしこの小学生もいったん部屋に入ればもうがんじがらめです。最近よく話題になりますが、親方のみならず、兄弟子たちからの陰湿ないじめもあります。それにめげずに番付をあげていければよいのですが、途中で挫折するとおかみさんに暴力をふるうとか、部屋を逃げ出すなんて事件になります。
この大相撲協会にいったん入ってしまえばやくざの組に入ったようなものでのがれるすべはありません。

一方のNPBはというと、高校も卒業していない若者に同様に甘言を弄して、入団させるわけです。
たまに東大の選手が入団すると、「引退後は球団の関連会社で面倒みるので、心配なく」なんてこともあるのでしょうが、多くは空手形で終わることも多い?ようです。

現在NPBには「保留制度」というものがり。一つの球団が選手と契約交渉する権利を独占しています。村上選手が三冠王を取った時、いくら村上がMLBにいきたいとか、ソフトバンクや巨人に10億円の年俸で移籍したいと駄々をこねてもヤクルトが「保留権を持っている間は村上は引退してプロ野球選手を辞める以外にこの奴隷制度から逃れるすべはないわけです。
どうしても日本では野球も相撲も前時代的な徒弟制度を引きずって、います。
今後はいろいろな面で米国の影響を受け世の中は変わっていくのでしょうか。

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