外国人選手施策

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

苦境にあえぐヤクルトの再建策ですが、現状の戦力の底上げはなかなか一朝一夕にはなりませんし、
本当に現有戦力で特に若手が育って他チームのように主力となってくるかは、ここ10年の選手の成長具合(ダメ具合)
を見ると保証の限りではなく、新しい若い戦力の補強はドラフト制度があるために、限界があります。
それ以外の補強策となると、トレード・FAと外国人選手の補強です。

トレードは相手の出したい選手がこちらの欲しい選手で、かつこちらの出してもよい選手を相手が欲しがらなくてはならないという、お見合い結婚のマッチングみたいな難しさがあります。
FAはヤクルトでは過去の失敗例(成瀬)などがあり、ヤ戦病院のせいもあり、球団の姿勢を疑問視されたりして
昨年のFA戦線は全敗でした。しかもどこぞのお金持ち球団のように底抜けの資金が出せるわけではなく、自然
一流FA選手の争奪戦には加われません。
あとはヤクルト再生工場ですが、これも悪い話ではないのですが(今年も嶋が加入したり歳内も入団しました)
いつまでもこれに頼るというかこれがメインの補強策では情けないこと限りがありません。

そこで外国人選手による補強です。
ヤクルトは過去には常時2人程度のしかも大砲メインで外国人選手を使ってきました。
そういった中でロバーツ(67年ー73年)、マニエル(78年ー78年)、ハウエル(92年ー94年)、ブロス(95年ー97年)
オマリー(95年ー96年)、ホージー(97年ー98年)、ペタジーニ(99年ー02年)、ラミレス(01年ー07年)、
ラロッカ(2006年)、グライシンガー(2007年)とリーグを代表するような強打者・エースを
(バリバリのメジャーリーガーではないゆえに)お安く獲得してきました。
バリバリだったのはホーナー(87年)くらいでしょうか。
とにかく昔は外国人選手に対する目利きは相当なものでした。その反動で活躍した選手は当然のことながら大幅な
年棒の増を言い出し、それに応えられず、ペタジーニ・ラミレス・グライシンガーなど巨人にさらわれました。
(ヤクルト時代、ラミレス年棒01年5.5千万円ー07年3億、バレンティン11年6千万円ー19年4.41億)

その外国人選手発掘の名手ヤクルトもここ10年は今一です。
リーグを代表するというと、林昌勇(08年ー12年)、デントナ(09年ー10年)、
バーネット(10年ー15年)、バレンティン(11年ー19年)くらいでしょうか。
外国人を大量に採用するようになってから逆に選手の質が落ちています。

今年は当初外国人枠が4人だったため、スアレスとマクガフを残し、エスコバー・イノーア・クックを
入れました。ところがコロナ禍で外国人選手枠が5人に増枠されたにもかかわらず、エスコバーとマクガフ以外は
ファームといったり来たりです。エスコバーもピストル打線で、期待された守備も最近はサードにまわり、
何のための補強か訳が分からない状態です。
マクガフも夏バテか、先日は誰もいない1塁に牽制、労せず阪神に決勝点をプレゼントしています。
スアレスはファームでお休み(いよいよ一軍に戻るようです。)、イノーア・クックに至ってははっきり言って使えません。

ということで外国人選手が当たり外れがあることは承知の上、そこは確率論で、「下手な鉄砲も」ではありませんが、
外国人選手を多めにとることを進言します。これは育成も含めです。
巨人・広島を見るまでもなく、各球団育成に外国人選手を抱え、伸びてきたら一軍で使ってみる方針を取っています。
過去に育成選手をほとんど育てた経験がないヤクルトですが(11年の徳山くらい)、ここは将来のヤクルトの
礎を作るためにも、日本人のみならず外国人の育成もどんどん入れましょう。
昨年のバレンティン(4億)、今年FAで退団濃厚な山田哲人(5億)が浮けば、何人でも育成入れられます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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