延長12回

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

1月18日にNPBの理事会と12球団による実行委員会が開かれ、出場選手登録枠などは基本昨年の特例を継続、
唯一変わるのが、2020年は延長10回まで、2021年は延長なしの9回打ち切りだったのが、2022年には以前のように
延長12回に戻すということです。

さあ大変です。昨年のヤクルトは延長なしの9回打ち切り制のメリットをフルに享受しました。
昨年の特に後半、ヤクルトは9回打ち切りにより、7回今野・8回清水・9回マクガフの勝利の方程式を固定。
先発が6回まで投げれば逃げ切れる体制を作りました。
先発が5回で降板しても、6回を石山・スアレス・田口でかわしての勝利の方程式投入でした。

なにせヤクルトの昨年の完投は3完投です。内1完投は石川投手で5回降雨による打ち切りの完投なのでこれを除くと、
小川の2完投のみです。
昨年のヤクルト先発陣を見てみると7回まで投げるのさえレアケースでした。
このヤクルト先発陣の5回戦ボーイも9回打ち切りがあればこそ、でした。
これが最長12回まで延長があるとなると高津監督の継投構想も練り直しになってしまいます。

一つは先発投手陣の完投能力のアップです。
これは昨年のポストシーズンで奥川投手や高橋投手が完封劇を演じたことで、この両投手に加え
ヤクルトで唯一完投能力を持っている小川投手と、完投能力がぐっと上がります。
後は新外国人のコール投手とスアレス投手の完投能力がどうかです。
プラス金久保投手も今年はローテ入りはもちろんのこと、もっと長いイニングを投げるようにスタミナアップです。

もう一つの問題は中継ぎです。まず昨年の勝利の方程式今野・清水・マクガフが今年も機能するかです。
しかしこの点を今から心配しても仕方ありません。
一番の問題は延長12回になると、先発投手が7回まで投げてもあと5回あるということです。
もつれた展開になった時に勝利の方程式以外の2イニングをどうまかなうか。
ここで昨年前半の立役者の近藤投手や一昨年活躍した長谷川投手に是非カムバックしていただきたい。
他にも大下投手や星投手・田口投手のように先発能力のある投手に回跨ぎでイニングを稼ぐ作戦です。
ただし星投手や大下投手は不安定さが目立ったので、今年は何としても2イニングをきっちり投げる力を
つけてください。

延長12回と言っても、当然ですが、もつれた展開でも9回で終わることもあるわけで、今年は一段と
高津監督の采配が問われます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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