柔道 オリンピックへの道
先週末に柔道グランドスラムロシア大会が開催されていました。
どういうわけか日本人選手の活躍はあまり報じられませんでした。
男子
階 級 選 手 所 属 結果
60kg級 大島 優磨 旭化成 2位
66kg級 藤阪 太郎 大阪府警察 5位
81kg級 永瀬 貴規 旭化成 2位
90kg級 田嶋 剛希 筑波大学3年 3位
100kg級 羽賀 龍之介 旭化成 1回戦敗退
100kg超級 太田 彪雅 東海大学3年 2回戦敗退
小川 雄勢 明治大学4年 2回戦敗退
女子
階 級 選 手 所 属 結果
48kg級 山崎 珠美 自衛隊体育学校 5位
57kg級 舟久保 遥香 三井住友海上 3位
70kg級 田中 志歩 環太平洋大学2年 3位
78kg級 泉 真生 山梨学院大学4年 優勝
高山 莉加 三井住友海上 3位
78kg超級 稲森 奈見 三井住友海上 1回戦敗退
以上「柔道チャンネル」より転載
泉真生選手なんて申し訳ありません、知りませんでした。
上記でいうと、永瀬選手・羽賀選手・小川選手などがよく大きな大会で活躍している印象があります。
柔道グランドスラムなんて年に何回も開催されていますが、これで優勝した泉選手は東京オリンピックに
出られるのでしょうか。
ポイント制があるようですが、一度この辺を整理すると今後の大会が何倍も興味深く見れると思います。
東京オリンピックの出場資格です。
男女各7階級あり、2020年5月25日時点での各階級上位18人が(各国・地域1人)がまず出場資格を得ます。
日本は開催国権限で自動的に各1人の出場資格が与えられます。
これで(18人+1人)X7階級=133人となります。
総枠が男女各193人ですので、残りの60人は各大陸連盟などに与えられる。というあいまいな話になっています。
ということで、日本人選手は男女各クラス1人づつの計14名は出られることになります。
逆に言うと、日本人選手が世界ランキング1位2位をしめていても、どちらか1名しかオリンピックに出場できないことになります。しかもその1名の選出は日本柔道連盟に委ねられているようですので、ランキング後位の選手が選ばれることは大いにあります。来年の5月で、ランキングは上位だが、怪我をしたり不調になっていたりで、落選というのはわかりますが、
JOCの会長になりそうな山下会長のさじ加減なんて起きないことを望みます。
世界ランキングはポイント制で決まりますが、そのポイントは
世界選手権 500、マスターズ 400、グランドスラム 300、グランプリ 200、
大陸選手権 180、 ワールドカップ 100ポイントが優勝者に与えられ、
2位以下にも準じたポイントが与えられます。
それではグランドスラムで優勝した泉真生選手は東京オリンピックに近づいたのでしょうか?
現在のIJF(国際柔道連盟)のランキングを見ましょう。(先日のグランドスラムロシア大会は
反映されていないようです)
男子 60Kg級
ランキング ポイント
3位 高藤直寿 1850
4位 永山竜樹 1850
31位 古賀玄き 350
66Kg級
1位 丸山城志郎 2250
5位 阿部一二三 1530
38位 田川兼三 350
73Kg級
3位 橋本壮市 1679
10位 大野将平 1000
12位 海老沼匡 945
49位 塚本綾 245
81Kg級
1位 佐々木健志 1755
8位 藤原崇太郎 1375
16位 小原拳哉 705
90Kg級
13位 長澤憲大 850
14位 村尾三四郎 845
16位 向翔一郎 771
66位 増山香輔 175
100Kg級
4位 ウルフ・アーロン 1560
5位 飯田健太郎 1375
36位 関根聖隆 363
100Kg超級
4位 原沢久喜 1350
8位 景浦心 1174
32位 小川雄勢 340
57位 王子谷剛志 130
女子48Kg級
2位 渡喜名風南 1875
3位 近藤亜美 1730
28位 遠藤宏美 430
52Kg級
2位 角田夏実 1950
3位 阿部詩 1850
5位 志々目愛 1550
30位 武田亮子 400
57Kg級
1位 芳田司 2400
8位 玉置桃 1225
15位 舟久保遥 775
63Kg級
3位 田代未来 1650
5位 鍋倉那美 1580
9位 能智亜衣美 980
12位 土井雅子 925
70Kg級
1位 新添左季 1750
2位 新井千鶴 1675
8位 大野陽子 1345
41位 新森涼 245
78Kg級
1位 梅木真美 1850
3位 佐藤瑠香 1660
4位 濱田商里 1581
22位 高山莉加 595
78Kg超級
3位 素根輝 1850
4位 朝比奈沙羅 1775
25位 児玉ひかる 350
以上です。
日本人のランキング上位とそのポイントを
書きました。
今後来年の5月まで対象の国際試合は何試合も
ありますが、各選手に取り出場できるのは
せいぜい2試合、多くて3試合でしょうか。
1試合で百点台でポイント動きますので、日本人1位になれる可能性のある選手と
その次で、ポイントをいくら上げても届かない選手を各ランクの最後に
入れてみました。
例えば女子78Kg級で優勝した泉選手は今までのポイントがありませんので、
この優勝ポイント(300)を入れても、トップクラスには遠く及ばない
ことがわかります。
ほとんどのクラスで僅差で争っています。
決定的なのは女子57Kg級の芳田選手くらいです。
あとは今後の試合結果次第です。
選手の皆さん、あと1年頑張ってよい成績を出して、オリンピック目指してください。
ヤクルトは本日、広島戦です。
ヤクルトけんちゃんでした。
カウントダウン: ヤクルト 公式戦開幕まで10日
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています