2023年ドラフト会議総括

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ヤクルトがまたまたやらかしました。私が口を酸っぱくして言っている「ドラ1の競合くじ引きは避けなさい」に反して今年もまた同じ轍を踏みました。
ヤクルトが指名したのは今年のドラフトで大卒投手ビッグ3に入る国学院大の左腕武内投手です。
この武内投手はそもそも西武が指名を公表しており少なくともヤクルトが指名すれば2球団のくじで50%の当選確率です。更にソフトバンクまで指名に加わり3チーム競合となり、こうなるともうアウトです。
昨日も書きましたがヤクルトは2019年のドラフトで奥川を引き当てたくらいで、それ以前も以後もくじは負け続けているわけです。奥川以前でのくじの当たりは2007年の由規までさかのぼるわけで、それでもくじ引きに挑む思考経路がわかりません。
「とにかく補強ポイントは即戦力の左腕投手」なので武内投手を指名、外れてもともと、当たればラッキー、程度の気持ちでしょうか。確率33%です。普通は外れます。案の定高津監督は外れくじを引いて、外れ1位で専修大の西舘投手を単独指名でした。
同じ西舘投手でも中央大の西舘投手は今ドラフトの目玉の一人で巨人が2チーム競合で獲得しています。
私は大学や高校の試合を見ているわけではないので誰が良いとか言えないのですが、{SLUGGER」の「2023ドラフト好捕ランキング」によれば武内投手は3位、中大の西舘投手は4位、専修大の西舘投手は18位です。

これも再三言っていることですが、ドラフトの複数球団競合の金の卵?が必ずしもプロ入りして大活躍するわけではないことはよくあることです。
そこはスカウトの目利きと入団後の育成次第です。
田中正義投手のように5球団競合でソフトバンク入り、6年間鳴かず飛ばずが日ハムに移籍した途端の大活躍です。
この田中投手の場合はスカウトの目利きは間違っていなかったのに、その後の怪我もありますがソフトバンクの育成がうまくいかなかったとも思えます。

というわけでヤクルトは3位まで大学・社会人の投手を指名。4位に高卒の捕手。5位にBCリーグの内野手。育成では台湾の高校生投手と日本の高校生内野手を指名しました。

今回のドラフトでは特に大学生の有力投手が複数いて、ドラ1指名で単独指名は阪神とオリックスのセパの覇者が余裕の指名でしたが、他は4選手に10チームの指名が重なり、まれにみる混戦で、ロッテは3度もくじを外すという珍現象も起きました。
これだけ指名が重なるということは有望な選手に対する各球団の評価が重なっていたということでしょう。

事前の評判で野球をやるわけではありません。特に専修大の西舘投手(ヤクルトの外れ1位指名)は巨人に指名された中央大の西舘投手のみでなく、他のドラ1に負けない来期の大活躍を期待しています。
2位以下の選手もヤクルトが今年5位だったということはデビューのチャンスが大いにあるということです。頑張ってください。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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