ヤクルトの投手陣分析
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ここまで、ヤクルトは苦しんでいます。
どう見ても問題点は投手陣、特に先発投手の不調です。
今日は投手陣を新たな指標から分析してみましょう。
ひとつはK/BBです。奪三振と与四球の比率で3.5を超えると優秀と判断されます。
もう一つはWHIPです。これは1投球回あたり何人の走者を出したか、という指標で、
当然値が小さいほど優秀ということになります。
それではヤクルト投手陣を見る前にセリーグのトップクラスの投手の数字を見てみましょう。
防御率とセーブのランキングです。
防御率 | K/BB | WHIP | |||
今永 | DeNA | 2.11 | 3.42 | 1.00 | |
山口 | 巨人 | 2.16 | 2.59 | 1.21 | |
大瀬良 | 広島 | 2.27 | 6.69 | 1.05 | |
西 | 阪神 | 2.76 | 3.59 | 1.06 | |
柳 | 中日 | 3.13 | 3.43 | 1.23 | |
セーブ | 防御率 | K/BB | WHIP | ||
山崎 | DeNA | 15 | 1.38 | 2.10 | 1.27 |
ドリス | 阪神 | 14 | 1.41 | 4.29 | 0.75 |
鈴木 | 中日 | 14 | 4.03 | 1.08 | 1.66 |
石山 | ヤクルト | 9 | 1.27 | 7.33 | 0.80 |
中川 | 巨人 | 9 | 1.31 | 7.80 | 0.93 |
上記で見ると、先発投手は防御率2点台で超優秀となり、3.5未満で優秀という感じです。
クローザーは中日鈴木を除いて、防御率は1.5未満が優秀の証となります。
K/BBは大瀬良は超優秀ですが、先発としては3.5前後、クローザーはやはり三振奪取率が高い
投手がクローザーを務めるということで、比較的高くなっています。
一方WHIPはドリスの0.75から山崎の1.27までに先発も含め入っています。
(ここでも中日鈴木は外します)
上表を見ると、ヤクルト石山がいかに優れているかが各数字を見てもよくわかります。
結局、石山を出すところまで、先発・中継ぎで試合を作れないところにヤクルトの
問題点が潜んでいるようです。
さてそれではヤクルト投手陣を見てみましょう。
防御率 | 勝敗 | K/BB | WHIP | |
原樹里 | 4.86 | 3-7 | 3.00 | 1.41 |
小川 | 4.86 | 2-8 | 2.95 | 1.36 |
高梨 | 5.87 | 4-4 | 2.79 | 1.48 |
石川 | 3.63 | 2-4 | 6.50 | 1.11 |
ブキャナン | 6.42 | 1-5 | 1.33 | 1.57 |
高橋 | 6.64 | 1-3 | 1.35 | 1.64 |
石山 | 1.27 | 1-1-3H9S | 7.33 | 0.80 |
近藤 | 3.86 | 2-1-10H | 1.24 | 1.75 |
マクガフ | 3.38 | 4-1-10H | 3.89 | 1.33 |
梅野 | 4.45 | 0-1-12H4S | 3.25 | 1.36 |
ハフ | 2.61 | 1-1-11H | 2.85 | 1.13 |
五十嵐 | 2.25 | 5-0-2H | 1.25 | 1.39 |
上表を見ると、石川の数字が先発陣では際立ってます。
ここ数試合好投して防御率を挙げています。
また石川のK/BBがよいのは39奪三振は平凡ですが、
与四球が6と非常に少ないためです。
球速はありませんが、針の穴を通すコントロールで
四球を出さず打たせて取るという石川の面目躍如です。
リリーフ陣では石山のスーパー振りは前述しましたが、
他にはマクガフ・ハフ・五十嵐がそこそこの数字を出しています。
これを見ても先発陣の数字がいかに悪いか、これでは勝てません。
明日から、ヤクルトの問題点を更にあぶりだしていきます。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています