石山と小川

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

12月24日配信のThe Digestの記事、「被本塁打率」「QS率」リーグベストは菅野、大野ではなく阪神の2人
【表彰されざる男たち(セ・リーグ投手編)】にヤクルトファンには興味深い部分がありました。

まずは、奪三振率のランキングです。奪三振率は奪三振数X9÷投球回数で表す数値です。
その投手が9回投げてどれだけ三振が取れるかと言う数字です。
先発部門の1位は中日の柳投手で 9.32でしたが、救援部門では我らが石山投手が1位で 11.69でした。
2位は広島の菊池投手で11.36です。
ということは石山投手は1イニングに1奪三振以上を上げているという事です。
この数字は当然短いイニングを全力投球する救援投手の数値が高くなります。

次は与四球率です。これも与四球X9÷投球回で出します。奪三振率とは逆にこれは
数値が低いほど良い投手となります
先発の1位は阪神の秋山投手で 0.96、救援は1位が中日の祖父江投手で 1.25、
2位が石山投手の 2.22でした。
セーブ数ではセリーグの1位が阪神のスアレス投手の25セーブで、石山投手は3位の20セーブでした。
今年のヤクルトの散々っぷりで、石山投手の出番が本当に少なかったことを考えると、
ヤクルトが普通に勝利を重ねれば、石山投手のセーブ王の道も見えてきます。

2012年のドラフト1位が石山投手なら、2位は小川投手です。この方FA宣言したのは良いのですが、
移籍するのか残留するのかなかなかはっきりせず、やきもきさせました。当人にとっては一生の大事ですから
熟考を重ねていたのでしょう。
こんな記事もありました。小川投手が日ハムに移籍すると、当然人的補償の話になります。
日ハムはプロテクトリストを作るわけですが、斎藤ハンカチ王子をプロテクトするかどうかで
悩んでいたそうです。
ヤクルトは斎藤投手をドラフト1位に指名したこともあり、その後も度々日ハムに譲渡を申し入れていた
経緯もあり、斎藤投手がプロテクトから外れると、ヤクルトは斎藤投手を取りに来るのではないかという
話です。日ハムとしてはここまで斎藤投手をかばってきた手前、人的補償でヤクルトに取られると
世間の聞こえが悪い。かといってプロテクトの28人に含めるのはちょっと、という話です。
考えすぎのような気もします。小川投手の代わりに申し訳ないですが斎藤投手はありえないでしょう。

次は被本塁打率です。被本塁打X9÷投球回で出します。
その投手が9回投げる間に何本本塁打を打たれるか、という指標です。
先発の1位が阪神の青柳投手で 0.30、救援1位は中日の祖父江投手で 0.18でした。
ここで小川投手の登場です。被本塁打率 1.51でワースト1位のようです。
この点に関しては神宮球場が本塁打が出やすいことを考えても、昔から小川投手が被本塁打が多いことは
言われてました。

次は被打率です。打者の打率の反対でその投手がどれくらい安打を打たれているかという指標です。
先発の1位は巨人の菅野投手で .196、救援の1位は中日のマルティネス投手で .171でした。
ここで再び我らが小川投手の登場です。ワースト2位の .277だったそうです。
これは神宮球場を言い訳にできません。
これでよく二けた勝利を上げられた、というかよい時はノーヒットノーランのような素晴らしい
ピッチングをしますが、悪い時はぼろぼろに打たれてしまった、ということでしょう。

ということでドラフト同期でヤクルト投手陣を背負う2投手の明暗がくっきりと浮かび上がって
しまいました。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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