首位打者の翌年

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今年のヤクルトの大沈没の一因は昨年三冠王を取った村上選手の不調にあります。
9月4日現在の数字ですから残り22試合でどう化けるかもしれないわけですが、取り合えず本塁打25本はセリーグ2位、打点72はセリーグ3位ですから去年の無双ぶりから見れば見劣りしますが、まあそれでもです。
問題は打率です。昨年は.318で首位打者だったわけですが今年は.252でセリーグ24位のトホホです。

一方昨年のパリーグの首位打者日ハムの松本剛選手は昨年は.347の大当たりでしたが、今年は.270とちょっと寂しい数字です。しかしこれでもパリーグでは7位の成績です。いかにパリーグでは投手が強くなっているかがわかります。

さて村上選手の今年の成績は前述のようにまだ残り試合があるのでこれでおしまい、とは言えませんが、それはともかくとして、過去にヤクルトでは村上選手を除いて5人(延べ8回)の首位打者が登場していますが、彼らの首位打者獲得の翌年の成績を見てみましょう。

若松勉 72年に.329で首位打者、翌73年も.313でまずまずの成績です。
若松選手は77年にも.358で首位打者となり、翌78年も.341と高打率を挙げました。
長らくNPBの生涯通算打率首位をキープしただけのことがあります。

次の首位打者は飛んで91年の古田敦也選手です。.340で首位打者。翌年も.316で3割は確保しています。

その次はハウエル選手です。92年に.331で首位打者しかも38本塁打で本塁打王も獲得しています。翌年は.295でまあまあレベルです。このころはノムさんヤクルト黄金時代の幕開けです。

次が青木宣親選手です。05年に.344で首位打者、翌年は .321でした。
更に07年に.346で2度目の首位打者、その翌年は.347でした。
3度目の首位打者は10年.358で首位打者、翌年は.292で3割を割りましたが、これで米メジャーに挑戦しました。
青木選手は若松選手の通算打率首位の座を奪ったわけですが、近年の低打率で首位の座から滑り落ちました。

そして15年の川端慎吾選手です。打率は.336、翌年は.302でした。

こうしてみると村上選手のように首位打者を取った翌年にいきなり打率ランクの下のほうにまで落ち込んでいる選手はヤクルトでは過去にはいなかったということです。(他チームではどうでしょう。翌年怪我で大きく成績を落としたケースはあるかもしれません)
一点上記の歴代ヤクルト首位打者を見るとハウエル選手は除いて皆さん安打製造機ともいえる選手たちであったことです。
村上選手は入団2年目はセリーグの三振王で打撃30傑の30位にもなっており、決して安打製造機ではなく本塁打を量産するスラッガーだということです。
そういった村上選手がいろいろな面でスランプに嵌り通した1年、低打率になるのは致し方ない話かもしれません。

数字は各選手個人のWikipedia 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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