ヌートバーってどんな選手？

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

NPBのニュースが少ないせいで、（せいぜい青木・村上他が神宮で自主トレ始めたとか、）
WBCの記事が多くなっています。
そんな中で侍Jの栗山監督が12人のWBC第一次メンバーを発表しましした。
ダルビッシュ・大谷・鈴木誠也と並んで村上も一次メンバーに入っています。
最終の登録メンバーは計30人ですからあと18名、誰が入るかです。

そういった中でセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手が侍ジャパンとしてのWBC参加の
意向を表明したそうです。
ヌートバー選手は25歳、左打の外野手で、
21年ー22年のカージナルスでの成績は471打席、19本塁打、55打点で.231です。
悪くはないですが、驚くほどの成績ではありません。
アメリカ国籍のヌートバー選手がなぜ侍ジャパンに入れるかというと、母親が日本人だからです。

それではWBCのその国のチームに参加する基準を見てみましょう。
⓵その国の国籍を有する
⓶その国の永住権を有する
⓷その国で生まれた
⓸親のどちらかがその国の国籍を有する
⓹親のどちらかがその国で生まれた
⓺その国の国籍またはパスポートを取得する権利を有する
⓻過去WBCでその国の出場枠に登録されたことがある

そもそも移民の国米国発祥の競技ですから何とも緩やかな基準です。
オリンピックでは上記の⓵のみが有効です。

ということで過去にアスリートで生まれた国や両親の国籍の違いなどで子供時代を二重国籍状態で過ごし
成年後日本から他国籍に移った選手も数々います。

最近では東京オリンピックの女子ゴルフで当時未成年の笹生優花が日本人の父とフィリピン人の母を持つ
二重国籍状態で、東京オリンピックは出場しやすいフィリピン代表として出場、その後日本国籍を
選択しました。

女子柔道57Kg級の出口クリスタ（27歳）は父親がカナダ人、母親が日本人で、日本で競技生活を送っていましたが、
21歳で競合の少ないカナダ国籍を選択、オリンピックを目指すことになりました。

女子フィギュアスケートの長洲未来（29歳）、両親は日本人ですが米国で生まれ、
22歳でやはり競合の少ない米国籍を選択しました。

バレーボールの堀江陽子ゼッターランド（53歳）米国生まれで母親は日本人。6歳で日本に帰国、以後大学（早稲田）まで
日本でプレー。その後の進路のトラブルもあり米国籍を取得、米ナショナルチームに入る。

上記の皆さんはいろいろな事情があり、プレーのしやすい外国籍を選択しました。
国際化がどんどん進み、二重国籍（いわゆるハーフ）が日本でも増えてきています。
オリンピックのように国籍の縛りがあると、柔道のような日本が強い競技ではこれからも日本でプレーしつつ、
オリンピックまでに外国籍を選択する例も増えるのかもしれません。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています