プロ野球選手の限界
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
一昨日の記事で、プロ野球選手は(一般的には)20歳代半ばから30歳くらいまでがピーク、そこから徐々に衰え35歳くらいまでで、40歳まで頑張れるのは稀と言いました。本日はプロ野球選手の限界について調べてみましょう。
限界とは言っても、そこは人それぞれ。サラリーマンのように60歳や65歳で会社が定めた定年で強制的に引退させられるわけではありません。選手は自営業者ですから、本人が自分の限界を見極めて自ら身を引くのが一番きれいな形です(レスリングの吉田沙保里選手の例)。しかし球団の都合(年棒が高すぎ、リストラ策の一環としてとか)もしくは方針(若返りとか)で、本人がまだまだやれると思っていても、引退勧告(自由契約)を出される場合もあります。昨年の巨人の村田やヤクルトの成瀬のようなケースです。この場合、選手は現役をあきらめきれず、他球団に拾われるようトライアウトに参加したり、BCリーグに行ったり、韓国などの球団に行ったりします。(高津のケース)ヤクルトの坂口や近藤ももとの所属球団のリストラから、あきらめずヤクルトで大ブレークしました。
ということで、なかなか判断は難しいのですが、上記の30歳・35歳・40歳の限界説を検証してみましょう。
まずは近年の球界の鉄人を見てみましょう。
岩瀬仁紀 74年11月生
それまで中日の絶対的クローザーでしたが、
14年(39歳) 34試合登板 3.52
15年(40歳) けがで一軍登板なし
16年(41歳) 15登板 6.10
17年(42歳) 50登板 4.79
18年(43歳) 48登板 4.67
通算セーブポイントでプロ野球記録を打ち立てた鉄人ですが、40歳を前に急激な衰えを見せました。
金本知憲 68年4月生
広島から阪神にに移り、連続全イニング出場で記録を作った鉄人です。腕を骨折しても記録のために強行出場、片腕でヒットを打つという伝説も作りました。
09年(41歳) 619打席 21本塁打 91打点 .261
10年(42歳) 386打席 16本塁打 45打点 .241 (この年まで全試合出場続ける)
11年(43歳) 372打席 12本塁打 31打点 .218
12年(44歳) 406打席 6本塁打 30打点 .258
鉄人と呼ばれる所以です。44歳で400を超える打席に立ちましたが、42歳から数字的にみるとがくっと落ちています。
大変人気のある選手だったので、客寄せパンダ的に使い続けられた点もあります。
以上は近年の鉄人ですので、他の選手にはなかなか当てはまらないとは言えます。
明日はヤクルトの選手を見てみましょう。
カウントダウン: ヤクルト オープン戦スタートまで17日
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています