ヤクルトスワローズの問題点ー3 ドラフト・育成

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

昨日はヤクルト再生工場を頼りにしてはいけない、という持論を展開しました。
それではヤクルトの生え抜き選手の状況はどうでしょう。

まずは育成ドラフトです。
他球団では育成出身の選手が(外国人も含め)活躍しています。
ソフトバンクの千賀や甲斐、巨人のメルセデス、広島のフランスアなど育成システムがしっかりしているチームでは選手が育っています。

翻ってヤクルトでは育成ドラフト制度が始まって14年たちますが、その間に獲得した選手は
わずかに15人、内1軍である程度活躍できたのは2011年の徳山武陽投手一人で、その成績は54試合3勝4敗3Hでした。
育成選手はこれだけです。

それでは過去10年のドラフト選手で主なところを見てみましょう。ランク付もしてみました。

2009年3位 荒木 B
2010年1位 山田哲人 A
3位 西田 B
2011年 なし
2012年 1位 石山 A
2位 小川 A
2013年2位 西浦 B
6位 藤井良太 C
2014年2位 風張 C
2015年1位 原樹里 A
2位 廣岡 C
3位 高橋茎二 C
5位 山崎晃太郎 C
2016年3位 梅野 B
4位 中尾 C
5位 古賀 C
2017年1位 村上 A
2位 大下 C
3位 蔵元 C
4位 塩見 C
6位 宮本丈 C
7位 松本直樹 C
2018年1位 清水 C
2位 中山 C
7位 久保 C
8位 吉田大成 C

プロ野球選手のピークは入団から10年(28歳~32歳)まで、寿命が15年(33歳~37歳)までとすれば、上記ドラフト選手が球団の主力を占めなけれな、年齢構成上おかしくなります。
年を取れば取るほど、怪我をしやすくなるし、無理使いもできなくなります。
上記一覧を見ると、レギュラーとされるAランクは先発の小川・原樹里、クローザーの石山、
2塁山田哲人、1塁村上のみです。
準レギュラーのBランクが荒木・西浦・西田・梅野のみで、あとは将来の伸びを期待のCランクばかりです。
本来チーム構成として、準レギュラーのBランクが大勢いなくてはならないところです。
廣岡・山崎・塩見・宮本あたりがBランクになるべきが、伸び悩んでいます。

結局そのチーム構成のいびつさを再生工場と外国人選手がカバーしているという事です。

今回交流戦でパリーグの選手の力強さ、層の厚さ、若手がどんどん出てきていることが痛感されました。
またDeNAの上茶谷とヤクルトのドラ1清水の比較でも、ヤクルトのドラフト政策の不手際・まずさは際立っています。
上表を見てください。2011年のドラフト選手は一人も残っていません。

私は野球のプロではありません。ましてや育成に関しては素人です。
ヤクルトがドラフトで本当に(山田や村上のような)金の卵を取れていないのか、取ってからの育成・教育が失敗しているのか、またはその両方かです。
投手の育成、特に先発投手の育成がうまくいっていません。小川や原樹里は1年目から活躍していました。これはドラフト政策の成功です。
育成がさっぱりです。今年やっと高橋茎二がものになりそうな感じですが、まだまだです。

今回の記事、ヤクルトの問題点ー1で私は即効性のある現状打開策は難しいと述べました。
そうではなく、ヤクルトの首脳陣が考えるべきは3年先5年先を見据えて、広島やソフトバンクの
ように長期的な視野に立った、チームの育成を考えるべきだという事です。

このままでは10年か20年に一度しか優勝しないどこかのようなチームになってしまいます。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

 

 

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