ヤクルト首位! 9月22日ヤクルト―DeNA

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

とうとうヤクルトが首位です。こんなことシーズン前には想像もしませんでした。
しかしこの首位も数字のマジックで、ゲーム差的には阪神に0.5ゲーム負けていますが、プロ野球の順位は
勝率で決めるため
ヤクルト 56勝42敗15分け .571
阪神   63勝48敗5分け .568
ということです。
今年はコロナ禍でNPBは9回で試合打ち切り制としたため、必然的に引き分けが増えています。
阪神を除く11球団は全て10試合以上、ほとんどが15試合前後の引き分けに比べ、阪神の
引き分け数の少なさが際立っています。

この9回打ち切り制はヤクルトに有利に働いているように思えます。
その理由はヤクルトの投手力です。
ヤクルトの先発は今年は大健闘していますが、小川を除いては完投能力に乏しく、
5・6回投げられれば、という感じです。ということで、毎試合3人以上の中継ぎ陣を使うことになります。
これが9回ではなく12回制となればどうでしょう。プラス3人の中継ぎが必要となります。
再々言っていますが、ヤクルトの勝利の方程式(現在は今野・清水・マクガフ)はフル回転です。
現在ヤクルトが首位ということは、それだけ勝利の方程式も大忙しということになります。
ヤクルトの中継ぎ陣を見ても、序盤に大活躍の近藤はつぶれ、昨年までのクローザー石山は
絶不調、昨年頑張った長谷川はファームに沈没したまま。という苦しい台所を限られた中継ぎ陣で
何とか回しているのが現状です。これがヤクルトの15引き分けが12回まで延長となると、必然的に
勝利の方程式を先に使えば、10回以降は落ちるメンバーで戦う。もしくは7-9回を落ちるメンバーで、
ということになり、負ける確率も高くなります。
他球団はまだ先発陣に長い回数を投げる力があったり、中継ぎ陣が豊富であったりします。
そういった中でヤクルトは9回打ち切りの恩恵を大いに受けていることになります。

さて昨日のDeNA戦はDeNAの拙攻プラス守備のチョンボに助けられての1勝でした。
先発の小川は決して絶好調というわけではなく、7回、108球を投げ3被安打ですが6四球という状態で、
よく1失点で済んだという感じです。
しかしDeNAは打率上位ベスト7に4人の3割打者(オースティン・桑原・佐野・宮崎)を抱えているにもかかわらず、
攻撃に迫力が見られません。

そして昨日は2-1でヤクルトが勝利したわけですが、ヤクルトの2得点はDeNAから頂いたようなものでした。
4回2アウト1塁で、サンタナの打球はふらふらと二塁とライトの間に上がり、普通ならオースティンに
捕球されていた打球でしたが、セカンドの牧が深追いしてグラブに当てて弾いてしまいました。
打球は外野を転々とする間に一塁走者の西浦が生還。同点です。打ったサンタナは2塁打で1打点の「しめしめ」です。
次は9回、村上中前ヒット、オスナ三振の後、西浦(これまた西浦です)の送りバントを投手のエスコバーとキャッチャーの
伊藤が交錯、伊藤がお手玉する間に西浦は一塁に到達の内野安打でした。
この後代打中村の決勝タイムリーという運びとなります。
というわけで、昨日のヤクルトの2得点はDeNAの拙守に助けられての2点だったわけです。
三浦番長のはらわたは煮えくり返っていたでしょう。
この辺が今年のヤクルトとDeNAの勢いの差でしょうか。

さて今日ヤクルトはサイスニード、DeNAは今年初先発の石田(サウスポー)です。
しっかり首位堅持と行きたいものです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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