五輪組織委の迷走

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

五輪組織委員会が迷走しています。
森会長の女性蔑視発言に端を発した今回の騒ぎです。
今夏のオリンピック東京大会の開催の是非にも影響しそうな騒動になってきています。

そもそもは森会長が「女性が会議に参加すると話が長く、会議が長くなる」なんてまあ「女性蔑視」と言えば
言えますが、余り大した話ではない、聞き流しても良いレベルの話しのような気もします。
しかしこの発言が組織委員会という公の場で出たこと、今の時代「Me　Too」運動に端を発し、
女性や性的マイノリティに対する発言にはSNSも含め鵜の目鷹の目で監視されているので、特に地位の高い方や
芸能人など知名人はその発言に本当に気を配る必要があります。

森会長も元総理大臣と言うこともあり、長年スポーツ団体のトップも務め、「お山の大将」的な驕りもあったのでしょう。
組織委員会の中でも傍若無人に振舞って、誰も諫言する人がいなかったのでは。
そんな中で森氏の存在を気に食わない誰かが森氏の発言をリークし、これに世界中が食いついたというところでしょう。
これでまだ目が覚めない森氏は記者会見でも逆切れして、更に傷口を深めます。

自民党やアスリートも含め世界中を敵に回し、やっと辞任の決意をしますが、相変わらずの唯我独尊で、
今一番嫌われる密室政治で後任を川渕氏に決めてしまいます。
これには風見鶏の菅総理さえ苦言を呈し、国会では野党もかみつきました。
自らの過ちで辞める会長の座を自分で決めてしまうなんて、本当にこの方は風見鶏どころか
風が読めない方です。
川渕氏も「森氏がアドバイザーに残ってくれることを条件に就任」なんてこの方も世の中の動きを
まるっきり分かっていません。
森氏が世界中を敵に回して、オリンピックの開催の是非に関わってきそうな風向きになっているのに、
極めて日本的に不祥事を起こした企業のトップが職を辞した後、まだ顧問とか相談役で残って
院政を敷いたり、本当にこの昭和感覚が抜けていない老人たちにはさっさと退場していただかないと、
日本はあらゆる面で世界から取り残されてしまいます。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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