大坂なおみ世界ランク1位に!

大坂選手が激闘の末、クヴィトバを破り、全豪オープン優勝しました。大坂選手おめでとうございます。

これによっていくつか見えてきたことがあります。
昔女子テニスというと、クリス・エバートとかナブラチロワとかグラフというようなその時代の絶対女王がいたものです。
近年それがなくなった、強いて言えば一時のS・ウィリアムズでしょうか。
テニスというものは、今の天皇陛下が皇后陛下とテニスで結ばれたとか、上流階級の(特に英国では)社交スポーツとして
発達してきた面があり、白色人種のスポーツという面から、なかなか他の人種にはハードルの高いスポーツだったのでしょうか。
特に英国の学校では上流子弟が通う学校ではラグビーをやり、そうでない学校はサッカーというように、いまだ階級社会が根強いお国柄です。
錦織選手も白人選手に勝つと、ブーイングを浴びることもあったようです。

そのような中で、ウィリアムズ選手は一時の女王であり、大坂選手がグランドスラム2連勝を遂げるという、人種の殻を打ち破り、
テニスの本当のグローバル化が進みつつあるのではないでしょうか。

確かに全豪オープンの優勝賞金が3億数千万円となれば、世界中の身体能力の優れた子供たち(とその親が)プロテニスプレーヤーを目指すようになってもおかしくありません。その際に問題となるのは資金力です。錦織選手のマイケル・チャンコーチは有名ですが、ほかにもトッププレーヤーにはいろいろな役割のスタッフがいて、彼らを引き連れて世界中をツアーで回るのですから、こんなことは稼いでるスタープレーヤーにしかできません。

そのスタープレーヤーになる前、そもそもプロプレーヤーになるまでは、野球と違い中学や高校のテニス部に入っていれば、プロ選手になれるわけではなく、テニススクールに入るか、親が選手だった場合、親がコーチになるか、専属コーチを雇うなんてことはなかなかです。

もう一つ気づいたことは、クヴィトバ選手は28歳で、昨日の試合に彼女が勝つと、世界ランク1位となり、28歳での世界ランク1位は最高齢記録になるという話でした。ちなみにセリーナ選手は(まだ現役ですが)グランドスラムを18歳で制し、最後は36歳でした。まだこれからも勝つかもしれませんが、世界ランク1位には程遠い現状です。(現在37歳)

以前にプロ野球選手のピークは20台半ばから30歳くらいまでと書いたことがありますが、プロ野球選手はスタートが早くて18歳から、あとは大学を出た22歳がスタートになり、高校卒選手は以前書いたように、一人前になるのに数年かかるので、必然的にそのピークは20台半ばまでずれこんでしまいます。

それに比べテニスは何歳からでも始められ、実力さえあればどんどんプロの試合で活躍できることと、数時間動きっぱなしの激しいスポーツです。
野球のようにイニングごとに攻守が後退し、その間は休める競技とは違い、消耗も激しく(特に女性には)30歳を超えても活躍するのはなかなか大変な競技なのかもしれません。

大坂選手は21歳、これからまだまだ輝けます。
すみません、今日は野球から完全に離れた話になりました。ヤクルトけんちゃんです。

カウントダウン: ヤクルト オープン戦スタートまで27日

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの昨年の球団別の選手成績等を参考にさせていただいています。

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