巨人山口俊メジャーへ
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
巨人の山口俊投手がポスティングでメジャー行きを認められました。
今回の西武秋山外野手のようにただの海外FAだと球団は逃げられ損ですが、
ポスティングだと、要は球団が選手を競り売りするわけで、うまくいくと
莫大な収入が所属球団にもたらせることになります。
2011年にポスティングでメジャーへ行ったダルビッシュ有投手にテキサス・レンジャーズは50億にも上る移籍金を払い、
これによって親会社の日本ハムはその年の利益が大幅にアップしたという、子会社の一従業員?を売買して親会社が
潤うという何とも本末転倒な出来事が起きました。
これに味をしめた日本ハムは大谷翔平投手もポスティングでメジャーに売り渡しました。
これによって、選手も海外FAより球団に移籍金の入るポスティングにした方が球団との摩擦が少なくなるという
計算も生まれています。
今年海外を目指す選手は今のところ4人ですが、西武の秋山は海外FAですが、
広島菊池涼介内野手、DENA筒香内野手それにこの山口投手はポスティングです。
ソフトバンクのようなお金持ち球団は移籍金はいらないので、ポスティングは絶対許さないようです。
そう考えると同じお金持ちの巨人が山口のポスティングを了解したのは不可解です。
山口投手はプロ入り14年、32歳。DeNAではそれほどの成績は残していません。
プロ入り9年目の2014年に8勝を上げたくらいで、あとは2016年に11勝5敗で初の二けた勝利、5完投3完封と弾け、その年にFAで巨人に移籍しました。
しかし巨人でも2017年は故障で1勝1敗、2018年にやっと9勝9敗。
そして今年再度弾けて、15勝4敗で最多勝、最高勝率、最多奪三振などを上げ、一躍巨人の今年の優勝の立役者になりました。
どうもこの選手は1年だけ大活躍するとそれをバネに他球団へ移籍するという習性があるようです。
巨人に移った際も本来FA移籍だと、年棒は据え置きのところ特例を使って(こういうルールを捻じ曲げるのは巨人のお家芸です)8千万円の年棒を
2.3億に跳ね上げさせました。山口はお金の匂いに敏感なようです。
さて今年の公式戦では絶好調だった山口俊ですが、プレミア12では散々でした。
侍ジャパンのエース格を任され、初戦のベネズエラ戦では4回1失点でまずまず。
スーパーラウンドの初戦オーストラリア戦では4回2失点で可も無し不可も無しと、決してスーパーな働きではありませんでしたが、
最終戦の韓国との決勝戦で、初回に2本塁打3失点の体たらくで、2回にはソフトバンクの高橋礼に交代の格好悪さでした。
山口もプレミア12は年棒の査定とは関係ないので、力が入らなかったのかもしれませんが、どっこい世界中が注目する?プレミア12でこの失態です。
入札額に大きく響くのではないでしょうか。
プレミア12の先発投手陣の成績です。(救援の数字も入れました)
山口俊(巨人) 3試合 9回、6自責点 防御率 6.00
高橋礼(ソフトバンク) 3試合 2勝1敗 12回 2自責点 1.50
今永昇太(DeNA) 2試合 1勝 9回 1自責点 1.00
岸孝之(楽天) 3試合 7回 6自責点 7.71
以上からも今永と高橋礼の活躍ぶりがわかります。
山口と岸は韓国に滅多打ちにされて数字を落としています。
西武の秋山以外には高い評価は出ないという話もありますがどうでしょう。結果が楽しみです。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています