年俸泣き笑い
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
NPB各球団は年棒更改の真っ最中です。今年とほぼ変わらない選手(複数年契約している選手は大体こうなります)
大幅にアップする選手、ダウンする選手。
長岡選手は年俸600万円が3300万円と5.5倍になったというと驚きますが、元が600万円と二軍選手クラスの年俸ですから
なんてことはありません。今年開幕からショートのレギュラーとしてフルシーズン働いたわけですから、
まだ安いくらいです。
内山壮捕手も600万円から1600万円とほぼ2.5倍です。こちらは主戦捕手の中村に次ぐ2番手として74試合に出場、
日本シリーズの3ランホームラン等小さな体ですがパンチ力が売り物です。古田以来の打てる捕手として
打率のアップが課題です。
それでも上記の2選手はうれしい年俸更改でしたが、ダウン組は奥川投手の3600万円から2700万円の25%減です。
NPBでは年俸をアップさせるのは青天井ですが、ダウンには縛りがあります。
年俸が1億円を超える選手は40%、1億円以下の選手は25%が減俸のリミットですが、
球団・選手双方が合意した場合はそれ以上のダウンも可能になります。
奥川選手の25%減俸はこの制限ギリギリだったわけです。
昨年チームトップの9勝を挙げ日本一となるポストシーズンにも大活躍で、今年は更なる飛躍を期待されていたわけですが、
自身のシーズン開幕戦で途中負傷降板し、そのまま今シーズンを棒に振った奥川投手に制限ギリギリのダウン更改は
やむを得ないところでしょう。
川端選手は首位打者の余勢をかって2019年の年俸は1.4億円でしたが、翌年は4千万円と約70%ダウンとなりました。
この時川端選手はヘルニアを患い選手生命の危機にあったわけで、どうしても現役生活を続けたいという
川端選手の強い望みから本人も納得?の70%減となったわけです。
この故障から立ち直った川端選手は21年に「代打の神様」として復活、日本一に貢献したわけですが、
今年は不調で64打席、0本塁打、7打点で.175という残念な結果となり、再び5千万円の年俸が2500万円と
50%ダウンとなりました。
35歳の川端選手にはヤクルトも甘くありません。
残るビッグイベントは村上選手の年俸更改です。今年2.2億円だった年俸が3冠王他幾多のタイトルに輝き、
チームのセリーグ連覇に貢献し、かつポスティングによる早期渡米も匂わせ始めた4番打者に
ヤクルトはいくら払うのか。12月9日に年棒交渉が行われるようです。
ヤクルトは山田哲人に5億円、青木に3.4億払っています。
噂では3年15億円以上の条件をヤクルトは提示するそうですが、米メジャーに早い時期に移りたい村上が
複数年契約を呑むか。一応ポスティングには25歳以上という縛りもあるので、3年契約というのは
ある意味納得ですが、村上が更なる成長を確信していれば更なる年俸アップを狙っての単年契約も
あるのかと。
内野手として米メジャーで通用するかという話もありますが、山田を引き留めるために5億X7年の
長期契約を提示したヤクルトです。村上は複数年契約には乗らないと思いますが、どうなるでしょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
私は東京に行ったことがありません。
それで神宮球場や東京ドームにも行くことができませんでした。日本の球場で行ってみた球場は甲子園球場、京セラドーム、札幌ドームがすべてです。そういう球場に行ってみて驚いたのは、一応、観衆の数が韓国の球場より遥かに多かったということです。
それにグッズショップに押し寄せるファンの数もとても多くて驚きました。日本プロ野球は名実共にアジア最高のリーグで、それだけ自生力が確保されているという気がしましたね。しかし、韓国リーグ(KBO)はプロ野球そのものの収益だけでは存立できません。表面的には利潤を出していますが、その利潤のほとんどは親会社の後援金です。日本選手の年俸が韓国選手に比べて大きく高くないのは、やはりプロ野球が自生する仕組みだからだと思います。相対的に小さな年俸をもらいながらも、毎年メジャーリーグに進出する強い選手を輩出するのがすごいです。
匿名様
コメントありがとうございます。
そうですか、日本の球団も一部巨人や阪神のような人気球団を除いて昔は親会社が大きく補填をしていて、
それを親会社の宣伝広告費と割り切っていたようです。
コロナで無観客試合が多かった近年は特にその傾向は強かったはずです。
もっともっと野球人気が高まり各球団が純粋に球団の収入で自立でき、かつスーパースターに米メジャーに
行かれないような十分な年俸を払えるようになればよいのですが。
ヤクルトけんちゃん