得点圏打率・被打率

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

高津監督が来季は得点圏打率を上げて、得点圏被打率を下げるようチーム力をアップなんて
また訳の分からんことを言い出しています。
確かに数字を見ると、得点圏打率は .243でセリーグ最下位。得点圏被打率は .278で12球団の
最下位のようです。

今期ダントツの最下位だったという事の第一の原因は弱体投手陣ですから、必然的に
得点圏被打率が高いのは納得です。

ヤクルトのチーム得点は468でセの5位です。(6位は中日の429です)こちらはダントツの最下位ではありませんが、
得点圏打率は最下位ということは、ヤクルトの打者はチャンスには弱いが、ランナーが得点圏(2塁・3塁)
にいないときに長打(本塁打を含む)をよく打ったという事になります。

当たり前の話ですが、投手は得点圏にランナーがいるときには、渾身の力を振るって投球します。
従って、当然得点圏にランナーがいるときにはなかなかヒットが打ちづらくなります。
今シーズンも1番から3番打者が出塁した1回表、ノーアウト満塁で村上が三振するシーンを何回か見ました。
立ち上がり不安定な相手投手に付け込んで満塁にしたまでは良かったのですが、ここで相手投手も
目が覚めて、村上に対してフルパワーで対してきたわけです。
ここで打てればさすがの4番!となりますが、相手もそんなに甘くありません。

ヤクルトの打者の得点圏打率を見てみましょう。(100打席以上の打者)後の()内は打率
村上 .352 (.307)
青木 .319 (.317)
山田 .301 (.254)
塩見 .279 (.279)
エスコバー .264 (.273)
西浦 .256 (.245)
坂口 .250 (.246)
山崎 .246 (.245)
西田 .222 (.232)
宮本 .200 (.274)
廣岡 .179 (.215)
雄平 .154 (.223)

面白い結果が出ました。
まずは村上選手、先ほどはノーアウト満塁で三振なんて悪い例を出しましたが、立派なものです。
打率より得点圏打率が5分も上回っています。チャンスに強いという事です。
他にも山田哲人は今シーズン散々でしたがそれでもチャンスには強いところを見せています。
ヤクルトの皆さん上記では宮本・廣岡・雄平を除いては自己の打率とそん色のない
得点圏打率を上げています。
そもそも打てない(打率の低い)選手が得点圏のチャンスで自己の打率以上の打率を上げるなんて
無理に決まっているので、高津監督の言うチャンスに一発が出ないなんて当たり前です。
上記西田選手までは結構頑張ったといえるでしょう。
無いものねだりはしないことです。

ちなみにセリーグ他球団の得点圏打率トップと言うと(規定打席以上の選手です)
巨人 岡本 .347
DeNA 佐野 .315
阪神 近本 .352
広島 鈴木 .320
中日 高橋 .305 です。
村上選手の凄さがわかります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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