新庄BIGBOSS
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
新庄BIGBOSSが目立ちまくっています。
チームも選手も霞んでしまって、新庄監督だけが浮き上がっています。
球団としての営業政策としては何にせよ目立ってなんぼ、テレビを始めとしてマスコミに取り上げられてなんぼ
ですから、今のところ正解です。
しかしオープン戦初戦の指揮をエースの上沢(コーチでもありません)に任せ、自分はスタンドから観戦とは、
何を考えているのでしょう。いろいろと理屈をつけていますが、単なる話題作りであり、監督業務の放棄に他なりません。
こんなことをいつまで続けるのでしょうか。
ヤクルトの高津監督も昨年日本一からの正力松太郎賞を受賞して一躍ショーアップされました。
しかし新庄監督にはかないません。ヤクルトは奥川投手も村上選手も十分に目立っています。
過去には巨人の長嶋監督のようにスター性十分で選手よりも目立った監督がいました。
この長嶋茂雄という人物はいうまでもありませんが、現役時代は巨人のV9を支えた大黒柱であり、
その派手なプレーぶり、イケメンでもあり大変な人気者でした。
その人気選手が引退と同時に監督に就任しました。
引退試合では「巨人軍は永久に不滅です」なんて歴史に残る名言を発したことでも有名です。
そしてこの方ほど「名選手、名監督たらず」を体現した監督はいません。
巨人の監督を15シーズン務め5回セリーグ優勝していますから他のチームの監督だったら3年に一度優勝でしたら
まずまずです。しかし私が再々書いているように、巨人はあれだけFAや外国人選手にお金をかけ、一時はドラフトの
ルールを捻じ曲げ自由枠という逆指名制度で有力選手を獲得し、誰が監督をやっても優勝して当たり前の
戦力を誇る大巨人の長嶋茂雄は監督だったわけです。
その長嶋監督ですが選手が引退後そのまま監督になってうまくいくはずがありません。
しかも長嶋氏は現役時代から動物的なカンでプレーするタイプでしたから、監督になっても「感ピューター」なんて
やゆされる指揮で現場を混乱させました。ということで監督1年目に巨人は6位という屈辱を味わいました。
しかし長嶋選手は監督になってもその人気は衰えることはなく、常に「長嶋」巨人と長嶋が前面に出るチームでした。
その後、巨人は王貞治や原辰徳のようなスター選手が巨人の監督となり、巨人の監督ということでマスコミの
注目を集めますが、その注目度は長嶋監督とは比べるべきもありません。
その人気もあり第1次政権を6年務めた後、13年後に第2次政権に就任するわけです。
巨人も決して長嶋茂雄の監督としての能力を買ったわけではなく、長嶋茂雄の人気を優先したのでしょう。
球団がチームの補強で全力でバックアップすればなんとかなると考えたのでしょう。
ということで長嶋茂雄が監督としての能力ではなく、個人的な人気でBIGBOSSとは比べ物にならない目立ち方をしていたのと
対照的なのはノムさんです。
現役時代長嶋選手をしのぐ成績を上げましたが、その所属チームが当時巨人とは人気面では雲泥の差だったパリーグの
南海ホークスの中心選手で、守備位置も長嶋のように目立つサードではなく、マスクを被ったキャッチャーでした。
外見も格好いい?長嶋茂雄と比べると地味でした。
そのノムさんは南海でプレイングマネジャーとして1度優勝しましたが、その後は引退後解説者としてその確かな視点と
読みで図抜けた存在となり、そこを買われヤクルトの監督になりました。
ヤクルトの黄金時代を築き上げたことは皆さんご存知の通りです。
ドラフトで有力選手を次々にゲットしたこともラッキーでしたが、そのダイヤの原石を磨き上げ本当の
光り輝くダイヤモンドにしたのもノムさんの功績です。
事程左様に対照的な長嶋監督と野村監督です。
新庄BIGBOSSは監督として結果出さないと決して大人気とは言えない日ハムの監督です。
あっという間にフェードアウトしてしまいます。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています