1勝の重み
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
サッカーワールドカップは終わりました。このワールドカップで日本チームは2勝2敗だったわけですが、
ワールドカップでの1勝は大変な重みがあります。たらればですが予選リーグの2勝1敗から4連勝すれば
優勝だったわけです。
今年のプロ野球日本シリーズもヤクルトはあと2勝していれば日本一になったわけです。
従って日本シリーズの1勝も重みがあります。
公式戦は143試合も年間で行うわけで、ここでの1勝の比重は小さくなります。
同様に投手につく勝ち星ですが、多い選手では近年では15勝くらい稼ぎますから、1勝の重みは小さくなります。
しかしルーキーや若手投手でまだ勝ったことのない投手には1勝(初勝利)は大きなものになります。
試合後記念ボールを持ち帰ったり、それを両親にプレゼントなんて話もよくあります。
逆にプロ入りしても一軍では1勝も挙げられずに退団してしまう選手もいるわけです。
プロゴルフの世界では1勝すると翌年のシード権が与えられるわけでこの1勝には重みがあります。
女子ゴルフでは今年は38トーナメントが行われ延20人の優勝者が出ました。
多いところでは西郷真央や山下美夢有が5勝しています。
各トーナメントで100人以上のゴルファーが参加しての優勝です。
女子プロゴルフでは通算優勝回数が最多の樋口久子でも69勝しかしていません。
プロになっても1回も優勝できずに終わる選手も数多くいます。
大相撲では1年に6場所、各15日間本場所が行われるので、年間に最多で可能性としては90勝できます。
こうなると1勝の重みは無くなりますが、優勝は年に6回です。
今年なんかは毎場所優勝力士が変わっていますが、白鵬とか北の湖全盛時代は年に4回も5回も優勝していたわけで、
相撲取りになってもこの優勝するのには幕内に入らなければならず、そこまで上がっても1回も優勝できずに終わる
力士がほとんどです。従ってこの1勝(優勝)は重みがあります。
競馬では(中央競馬の話です)未勝利戦なんてレースが1日12レース位行われるうち最初の4レース位に組まれます。
ここで勝った馬が条件戦とか重賞レースに進んでいくわけです。
この未勝利戦には当然ですがまだ1勝を挙げていない馬のみが出馬するわけですが、優秀な馬は未勝利戦に出ないで
いきなり大きなレースに出たりするわけで、未勝利戦に出る馬は「まだ1勝もしていない」馬というレッテルが貼られて
いるわけで、ちょっと格好悪いような、しかし何とかその中でも1勝を挙げさせてやろうという優遇策とも思えます。
JLPGAのトーナメントには一切ハンデはなく参加する100人以上のゴルファーが昨年の賞金女王もまだ1勝もしたことのない選手も横一線で戦うわけです。
プロ野球の場合はまず支配下に入り、基本ファームで頑張って一軍に上がり、中継ぎ登板で運が良ければ初勝利を
掴むことができます。
今年のドラフト1位の吉村投手は既にキャンプ一軍スタートを高津監督が告げており、キャンプ・オープン戦と
順調に行けば公式戦でいきなり先発スタートとなりそうです。
先発で1勝を掴むのはなかなかハードルが高いところですが、ここをすんなり通貨できれば、ライアン小川以来の
ルーキー投手の新人王も見えてきます。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています