6月30日対広島 柳の下に、、、
ヤクルト0‐8広島(ヤクルト3勝:広島7勝)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
巨人を打ち破った勢いは28日の1日で終わったようで、またもとの「今年のヤクルト」に戻りました。
「柳の下のどじょう」を狙った先発のサイスニードでしたが、やはり完封勝利なんて慣れないことをやってしまって、丈夫が取り柄の筈が中6日で疲れがとれてなかったか、コントロールが散々で、5回、97球を投げ、8被安打、2被本塁打、2与四球、8奪三振で6失点と散々な出来でした。
初回ぽんぽんと3者凡退に打ち取ったのに、2回は急にコントロールを乱し、西川にストレートの四球、坂倉にもいきなり3‐0とし、ストライクを取りにさらっとど真ん中にストレートを投げ、狙いすましたかのようなホームランを浴びます。
3回にも先頭の菊池の本塁打ですから、いかにホームからセンターに強い風が吹いていたとはいえ、相手の広島先発の九里はジャストミートされながらも外野フライで終わっている(初回の青木・村上)わけですから、球威の差は歴然です。
ということで2番手今野もダメ押しの2失点で、ヤクルト打線は散発5安打で九里に完封されたわけです。
それにしても広島は良い投手が揃っています。
先発陣を見ると
九里 13先発、10QS、6勝3敗1.76
13年ドラ2、大卒
大瀬良 10先発、7QS、3勝5敗、3.02
13年ドラ1大卒
森下 8先発、8QS、4勝1敗、1.98
19年ドラ1、大卒
床田 11先発、10QS、6勝1敗、1.77
16年ドラ3、大卒
今年は不調ですが侍Jの守護神を務めた栗林は20年のドラ1で大学・社会人経由です。
事程左様に即戦力の大卒投手が活躍しているわけです。
ヤクルトのように「即戦力投手」といって大卒・社奇人選手を散々とっていますが、ここ10年で見ればものになったのはせいぜい清水投手位で、ローテの柱になるような投手を取れていない・育てられていない状況です。
以前より広島のスカウト陣の優秀さは知れ渡っていますが、にしてもヤクルトのスカウトなんて何をしているのでしょうか。
広島はスポンサーのいない市民球団ということで、資金的に恵まれているわけではないので、FAに頼らず、自前の選手がビッグになって年俸が高騰する前に気前よくメジャーやFAによる流出も決して引き止めず(前田健太・黒田・丸・新井・鈴木誠也等々)、地道なチーム作りをしているわけです。
FAや流出阻止のために高額年俸プラス複数年契約で無理やり選手を引き留め、挙句にその選手たちが一向に働いていないというヤクルトの作今の状態を見ると、いかに地に足の着いたチーム作りが必要かとつくづく思います。
高津監督もあと2年続投するのならば、一気にチームの若返りを図ってヤクルト再生を試みるべきでは?
数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています