8月23日対巨人 バント失敗とエラーでとほほ
ヤクルト3‐4巨人(ヤクルト7勝:巨人11勝)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ヤクルトは巨人に連敗しました。
指摘すべきポイントはいくつかあります。
1点目は中継ぎ陣の差です。
この2戦それぞれの先発が失点してマウンドを降りた後、巨人の中継ぎ陣はピンチをしのぎながらも無失点を守り通したのに比べ、ヤクルトは一昨日は清水・大西が火だるまになり、昨日は延長11回に登板した阪口が決して打ち込まれたわけではなく自らの拙いフィールディングや村上の拙守で決勝点を取られています。
ヤクルトは先発は弱いが中継ぎ陣は強力、という評価が今シーズンは崩れています。
ヤクルトのクローザーの歴史をひもとくとバーネットが2012年から15年までクローザーを務め15年の真中ヤクルト優勝を手土産にメジャーに戻り、秋吉・石山・マクガフという感じで今年は田口がクローザーを務めます。
秋吉は高梨とのトレードで日ハムへ行き、石山はすでにピークアウトしています。そしてマクガフはバーネットと同じ理由でアメリカに里帰り、本音は高額な年俸アップの要求をヤクルトが蹴とばした、というところでしょうか。
ということでなかなかクローザーを確保するということは難しいところがありますが、今シーズンは田口がうまくクローザーにはまって健闘しているというところです。
問題は田口につなぐ中継ぎ陣ですが、木沢・清水・石山と過去のドラ1や星・大西の大卒(以上全員大卒投手です)を中継ぎに使い、他は今野・山本・尾仲という再生工場組です。これら中継ぎ陣が度々打ち込まれる、というところがそのまま痛い敗戦に繋がっているわけです。
2点目はきっちりした野球ができていない、という点です。昨日延長11回先頭の村上が中前安打で出塁、続く丸山の送りバントを巨人投手ベルドナードがファーストへ悪送球、無死1・2塁といただいたチャンスです。ここで長岡がバント失敗した挙句の併殺打でみすみすチャンスをつぶしました。こういったところに今年のヤクルトの惨状が顔を出します。
一方の巨人もその裏、1アウトから門脇がラッキーな中前安打、その後代打中山がバントできず三振です。ここまではヤクルトと同じですが、2アウト後梶谷の投ゴロを阪口がうまく処理できず、さらに急造一塁手の村上に悪送球、村上がボールをお手玉している間に、一塁走者だった門脇はホームイン、サヨナラです。
11回の攻防でヤクルトはバント失敗から併殺でつぶし、巨人は2アウト後からヤクルトが勝手にエラーで自滅したという、自力クライマックスシリーズ出場の可能性がなくなったヤクルトと沈みゆくDeNAに替わって3位に上がった巨人のチームの勢いの差かもしれません。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの記事等を参考にさせていただいています