三振王の考察 村上???
昨日は月曜、スポーツ関係がお休みですので、先日から気になっていた
テーマを取り上げます。
ヤクルトの試合をオープン戦から見ていて、村上と廣岡(二人とも私が
期待するヤクルト3年後のクリーンアップ候補です)の三振が多いのが気になりました。
オープン戦では村上が54打席23三振(.426)、廣岡は44打席11三振(.250)でした。
カッコ内はそのような統計があるかは不明ですが、三振率(三振数÷打席数)です。
ここまで公式戦9試合の主な打者の三振率を出してみましょう。
廣岡 11打席7三振(.636)
塩見 12打席6三振(.500)
村上 32打席11三振(.344)
西浦 30打席7三振(.233)
バレンティン 38打席8三振(.211)
山田 41打席8三振(.195)
青木 37打席4三振(.108)
以上廣岡・塩見は確かに三振も多いですが、打席数も少ない。
ということで現在までは村上がヤクルトの三振王です。
以前に評論家の方が言っていましたが、村上のような高校の
ホームランバッターには高校時代の相手投手は直球では勝負せず、変化球を
多投するするため、自然変化球への対応力が増し、逆に直球に対して
鍛えられておらず、プロの直球についていけない。とのことでした。
確かに村上の打席を見ていると、直球に振り遅れて三振というケースが
よく見られます。
しかし上記の評論家先生の説は当たっているのでしょうか?
村上の(多分)永遠のライバル、日ハムの清宮選手は昨年どうだったでしょうか。
随分と活躍した印象ありますが、昨年は180打席60三振(.333)でした。
先生の説は当たっているかもしれません。
それでは昨年のヤクルト選手の三振率を見てみましょう。
廣岡 125打席36三振(.288)
バレンティン 602打席121三振(.201)
山田 637打席119三振(.186)
西浦 550打席88三振(.160)
雄平 482打席62三振(.129)
坂口 595打席60三振(.101)
中村 401打席39三振(.097)
青木 567打席48三振(.085)
ということで、昨年のヤクルトの三振王(三振数)はバレンティンですが、
それでも三振率は2割程度です。
今年の村上・塩見・廣岡の三振率は異常です。
特に塩見はオープン戦のシュアーなバッティングが嘘のような惨状です。
それと昨年の数字を見ると、打率の高い(比較的ミートのうまい)青木・坂口の
三振率の低さは理解できますが、中村の低さ、山田の高さは驚きです。
ピッチャーの攻めも山田と中村では厳しさが違うのでしょうか。
参考までに、NPBの三振記録は近鉄のブライアントの204三振です。
昨年のセリーグ三振記録は
丸(広島) 130三振
バレンティン 121三振
岡本(巨人) 120三振
あの丸がセリーグの三振王とは意外でした。
しかし山田も119三振ですから4位に入賞ですな。
ヤクルトけんちゃんでした。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています