巨人斎藤コーチのこと

ヤクルトけんちゃんです。
本日も少しヤクルトから離れ、私と斎藤コーチとのささやかな出会いを語る。
それは２００１年のこと、当時私は千葉にショッピングセンターを持つ会社の社長をしており、
客寄せのために、吉本興業とタイアップし吉本の芸人を呼んでそのショッピングセンターでたびたびお笑いショーを行っていた。
ある時吉本の担当者が「斎藤選手が現役引退したので、ショーに呼べますよ」というので、ゴーサインを出し、とある日曜日に斎藤選手のトークショーを行った。
天下の巨人のエースの出演で大いに盛り上がったが、終了後斎藤さんを見送り方々、少し雑談する中で、私は大胆にも「私はヤクルトファンなんですよ。でも斎藤さんにはさんざんやられました」と言った。
私の言葉に斎藤さんは苦笑いをしながら、「たまたまですよ」というようなあいまいな返事であった記憶がある。
本来なら斎藤さんとのつながりはこれで終わるはずであったが、数か月後私が行きつけの飲食店でお客様と飲んでいたところ、店に５人ほどの客が訪れた。
なんとその中に斎藤さんがいるではないか。
向こうは当然私のことなどは覚えてないと思い、素知らぬ顔をしていたが、
しばらくして、斎藤さんがやおら立ち上がり、私の前に来て「お世話になっております」と言って最敬礼したのであった。
あの大スター選手がである。
なんと謙虚な、なんと礼儀正しい！
それ以来私はアンチジャイアンツではあるが、斎藤さんのファンである。